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世の中がもっと「子育ては楽しい!」と思える世界になればいいな

ママリでは、ママリユーザーの体験談を漫画化した「あなたへ『ありがとう』を伝えます」というコンテンツ企画があります。

©ママリ
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👉ママリ読者の体験談を漫画化|あなたへ「ありがとう」を伝えます

3月から始まったこの企画。現在は6名の方のエピソードを漫画化して紹介しており、さらに新たなエピソード記事を作成中です。

今回はこの企画が爆誕した背景を少し語りたいと思います。

子どもが生まれてから変わった「人との距離感」

私は今小学校に通う2児のママをしています。
出産して子育てが始まってすぐに感じた変化の一つに、人との距離が近くなったということがあります。

スーパーで買い物をしていると、抱っこされている子どもを見て「あら、かわいいわねぇ」と見知らぬおばあちゃんに話しかけられる。

お会計をしていると、レジのお姉さんが「また来てね~」と子どもに手を振ってくれる。

電車に乗っていると「うちにもちょうど同じくらいの孫がいてね~」と隣に座っていた見知らぬ方が突然世間話をしてくれる。

ただ声をかけてきてくれるだけでなく、子どもが泣いていると「これは好きかな~?」とちょっとしたおもちゃで気を引こうとしてくれることも。

子育てをするようになって、見知らぬおばあちゃんやおじいちゃんなどいろいろな方に優しく話しかけられる機会が増えたように感じました。

煩わしいなと感じることもあるけれど、気持ちが和むことの方が圧倒的に多くて、“あー人ってこんなに温かいんだ”とか“意外と距離が近いんだな”と感じられる瞬間でもあります。

と同時に、これって子どもがいなかったらできなかった経験だなとも思うわけです。

「子育て=つらい」という考え方の広まり

子育てって、楽しいこともあるけれど、それよりもつらいのを助けてほしい・理解してほしいという気持ちの方が前に出がちだなと感じています。

子育てをしないとわからないことって本当に多くて、普通なら10分で終わるはずの食器洗いが、子どもをあやしながらやるだけで1時間や3時間…その日に終わらないこともざらにありますよね。

我が家も毎日夫にあれをして欲しい、これをして欲しいと伝え、その日あった子どもとの関わりでつらかったことなどの愚痴を聞いてもらっています。

それって経験してみないと見えない世界で、言わないと伝わらない世界で。そんな世界を変えたい・良くしたいという気持ちでママリは子育ての大変さを発信してきました。

その大変さはある程度世の中に伝わってきたし、いろいろな取り組みが実現できてきていると感じています。
けれど、その代償として生まれたのは、「子育てはつらい」「子どもを産んだら夫は変わる」「自分の人生が犠牲になる」といったネガティブなことが独り歩きする世界。

このような話を聞いてしまうと、結婚をして子どもを作ろうなんて考えにはなかなか至らないですよね。経済的にも時間にも縛られてしまう毎日。だったら気楽に自由でいたい。そりゃそうだ。

「子育て=楽しい」という考えが広まる世の中に

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👉ママリ読者の体験談を漫画化|あなたへ「ありがとう」を伝えます

でもじつは、子育てにはたくさんのいいことにあふれているんです。子どもの将来を夫と話す中で、知らなかった夫の幼少期を知ったり価値観の違いを知ったり、とにかく夫婦の会話がとても増えた

育児のわからない!を周りに聞くことで周りの人との会話が増えた。アンパンマンやドラえもん、クレヨンしんちゃんなどのアニメを見て感動して泣くことも増えた

泣いたり笑ったり、悩んだり喜んだり、心が動かされる機会がとても増えたんです。これって子どもがいなかったらできなかった経験。

きっと子育てをしている中でそんな小さな感動や人との温もりを感じる機会がたくさんあると思うんです。でもそれを言える場所が少ないな、と。

だったら、言える場所を作ろう。

子どもがいるからこそ触れることができた人のぬくもりがたくさんあって、それを伝えることで、「子育てっていいな」と思う人が増えたらいいなって思うんです。

そんな気持ちから生まれた『ありがとう』企画。
実際に募集してみたら、ママの中にしっかりたくさんの経験がありました。
しかもどれも感動的で胸がアツくなるものばかり。

そして実際に取材をしてみると、全員が助けてもらったことに心から感謝をしていて、今でも助けてくださった方に「お礼がしたい」「記事を通して伝えたい」と言います。

このエピソード漫画を読んで、いつかは本人に届いてあったかい気持ちになってくれたらうれしいな。

子育てはたくさんの人と人との優しさありがとうに包まれている世界です。

👉ママリ読者の体験談を漫画化|あなたへ「ありがとう」を伝えます

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