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好き勝手に生きる~インド留学日記③~

指導の先生や中心的人物の帰国、集団生活の疲れなどで全体的にまったりモードだった今週。そんな中で感じたことはインディアマインドの好き勝手、というワードでした。
てことで振り返りスタート。

15日目(月曜日)


教科書は通称「オレンジブック」と呼ばれるヨガの経典。

3週目。みんなすっかりインドの生活に慣れ、若干お疲れモードでスタート。
講義はパーソナルでのアジャストがメインに。
人間の可動域を頭に入れつつ、相手に敬意をもって触れるという基礎中の基礎をすっかり忘れていた。もっと学ばなければ。
解剖学もアーサナ名も、と覚えることが増えてきてそろそろ頭に余裕なし。休憩時間にカフェに行くのをやめて真面目に自習することに。
体調面ではお腹のつまりがピーク。薬剤師の参加者から薬を分けてもらうことに。夜はひどい腹痛で一足早く就寝。

16日目(火曜日)

二人ヨガという名のタイ古式マッサージの方法を習う。
相手を信頼し触れ合ったことでみんなの心がほぐれたのか?
夜、各々が部屋に帰るのだが会談で立ち話が始まり、とうとうBさんの部屋にたむろし、本格的に座談会が始まってしまった。
お互いのパートナーのことを普段日本で話さないような超赤裸々なトークが繰り広げられる。
つい三週間前までは赤の他人だったのに、心理的安全性が構築されている。
そんな仲間ができたことがとてもうれしい。
部屋に戻ってシャワーを浴びたら途中から水になる。
寒すぎて震えながら就寝。

17日目(水曜日)


ひたすらに寝る

夜中の3時。外から、というか下から大合唱が聞こえて目が覚める。
たぶん2階に泊まっていたグループだろう。
たとえ昨晩、お湯が水になっても「インドだから」と済ませてきたが久々に心の底から怒りがわいてくる。
(後から聞いたがタンバリンなどをもって演奏していたらしい。いったい何を考えているのだろうか・・・)
結局よく眠れず朝を迎えてしまった。
この日は指導のカオリン先生と、みんなを引っ張てくれていたRちゃんが一足早く帰国する日。
朝早く空港に出発する姿を見てほんのりホームシックに。
なんだか元気が出ない。
身体を動かせば気が巡ると思ったが全く力が入らずアーサナが取れない。
熱はないがひたすらに寒くそしてだるい。
こんな時は寝るしかない。初めて授業を休みお部屋でおとなしくしていることに。
ヴィーガン料理でパワー不足かもと思いプロテインバーのようなものを購入。インドのお菓子は添加物がないしオーガニックが当たり前なので
うらやましい。
ひたすらに寝たら少し回復。
(マリ先生に至っては寝ている間に帰ってしまった、寂しい。)
シャワーは浴びずに沸かしたお湯で身体を拭き9時に就寝。

18日目(木曜日)


リシケシの街は神様だらけ

完全復活。
アーサナをしていても体が軽い。
というかめっちゃ痩せた気がする。全身鏡がないのでよくわからないが、触った感じ、お尻が一回り小さくなったようだ。
1日4時間もアーサナをしていれば当たり前か。
ダイエットしたい日本の皆さん、伝統式ハタヨガをやるといいですよ!
インドに来てからとにかくよく食べている。
よく食べ、よく動き、よく寝る。
太陽を浴びる。
心から笑う。
これぞウェルビーイングか、とインドでやっと実感する。
頭でわかっていても体感できていないことが、インドでどんどん実感できている。

19日目(金曜日)

日本では子供が食後1人で食器を机から流し台までもっていくようになった。
さらには1人で風呂に入り、1人で体をふけるようになったらしい。
夫も、子供のためにお弁当を作っていた。全く料理ができない人だったのに!
今回離れてみてよく分かった。私が子供を赤ちゃん扱いしすぎていたのかもしれない。
それこそ頭でわかっていても、実際は自分と子供を同一視していたのだと思う。
日本に帰ったらもっと子供をリスペクトしたい。

アシュラムでの生活では、みんななんとなく疲れている感が漂う。
ナラヤン先生もそれを感じてか、アーサナの授業も難易度を低くしてくれている。優しい。
私個人としては集団生活だとむしろ元気が出るタイプ。
昔演劇をやっていた経験がここで活きるとは、人生何があるかわからない。
インドに来てから呼吸がしやすいのは、自分が心地がいいポジションで好き勝手生活できているからだろう。
さらに好き勝手の中に尊敬や感謝がちゃんと、ある。
この感覚はまさにインド的だ。
『グルマントラ』というマントラを習ったのだが、ざっくりいうと“目の前のもの、全てがグルです。尊敬します”という内容。
まさに今、このヨガ合宿がこの状態だ。
自分と他人、生きるもの全てへの感謝、なんでマジで絵空事というか、こんな事をいう人を信頼できないかもしれないが、私は今本気でそう感じている。
このインドの感覚で日本で生活するのが課題かもしれない。



20日目(土曜日)

ガンガービューのカフェ


女性特有のアレが巡ってくる。
あれこれせず、ガンガービューのカフェでまったりすることに。
景色は最高だが、ハエがすごいし、机が汚い。
清濁一体の国だなぁと改めて実感。

夜は再び女子会。
12時まであれこれ語り合い。寝不足。

まとめ

本当に呼吸がしやすい。
好き勝手生きることはわがままとは違うという感覚をもっと研ぎ澄まし、言語化できるといいのだけど。
日本の帰国までカウントダウンが始まった。
最後まで駆け抜けたい。

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