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35歳主婦がインドに行こうと決めたきっかけ

ヨガといえばインド、インドどいえばヨガ。
ヨガ未経験者でも知っているくらい、インドはヨガ発祥の地として多くの人に認知されている。
(特に30代後半の男性からしてみればストリートファイターのダルシムの印象が強いかもしれない)
イタリアで修行してきたイタリア料理屋と、イタリアに行ったことがないイタリア料理屋だったらなんとなく前者のほうが本格的に感じるのが人間というやつで、私も何となく『ヨガをやっているならインドに行ったほうが本格的っぽいよなぁ』程度には考えていた。
しかし
『めっちゃ憧れ!インド行きたい!!』と思ったことはなかった。
だってインドだよ、ハードル高くね?というのが本音だ。

そんな私が人生で最もハードルが高い幼子がいる状態でインドに行くことを決めた経歴をまとめていきます。
かなり長くなるので前編後編と分けてお伝えしたいと思いますのでお付き合いください。

そもそものきっかけの会話

そもそものインド行きのきっかけとなった夫との会話。
夫「俺の知り合いの○○さん、インドでRYT200の資格取得したらしいよ、しかも食・住込みで14万くらいだったって!」
私『え、安ッ!!』
夫「ただしレッスンは英語だって。」
私『…ぐぬぬ。』
夫「いいじゃん、今から英語の勉強すれば」
私『確かに。子供が大きくなった頃までに英語が上達していたら行けばいいか。』
コロナ前、子供が2歳手前のころの会話である。
ここから今回のインド行きがはじまっていた。

細かいきっかけ①RYT取得を意識する

ここからはこの会話に至るまでの小さな心の動きをまとめたい。

RYT200と500

RYT200とかRYT500という言葉初めて聞いたという人が多いと思うので簡単に紹介すると、ヨガの世界共通資格というのが正確だろう。
もう少し細かく説明すると
・ヨガスクールと講師の基準を設定する非営利団体【全米ヨガアライアンス】が
・200時間、もしくは500時間、解剖学や哲学を含めたヨガに関する知識を、レベルの高いスクールからきちんと勉強したインストラクターを登録する制度。
・登録したインストラクターはRYT200or500保有と名乗る権利が与えられる。
といったシステムである。

ヨガの資格は民間資格だ。
極端な話、資格がなくてもインストラクターを名乗ることができる。
たとえ資格を持っていたとしても、そのインストラクターがどんな団体から、どんな風に授業を受け、どれほどの知識を持っているのか。
が、まったくわからない。
つまり、国家資格者のように資格を持っている=一定基準の知識や経験があるというわけではないので、かなり玉石混交の世界なのだ。
その結果、日本でも海外でもヨガレッスンでケガをする人が多発。
【講師の知識不足が原因か?】と新聞記事で取り上げられるほど話題になったのだ。(残念ながらデータが消されていたので参照できず)
そこで、民間資格でも、一定の知識をつけたと一目でわかるものがあったほうがレッスンを受ける生徒さんも安心できるだろう、とできたのが全米ヨガアライアンス認定のRYT200とRYT500なのである。

RYT200があればもっと仕事の幅が広がるのでは

私は自己紹介でも書いた通り沖正弘氏の孫弟子にあたる方が開いた道場で資格を取得した。が、はっきり言って知名度は0だ。
どこぞの怪しい団体ですか?と聞かれたところで証明するものが何もないのである。
さらにはマインドフルネスの知識を活かしオリジナルで「マインドフルネスヨガインストラクター」なんて名乗りだしたものだから、怪しさが倍増してしまった。
当時、産後ヨガの仕事復帰があまりうまくいかず、自分に自信を無くしていた。
自信を無くした人間が一番やりがちなこと、それは資格を取得して自信を上乗せすることだ。
私もご多分に漏れずRYT200もしくは500を取得しようとネットで情報を調べ出した。
私が住む地方都市でも資格が取れるスクールはたくさんあったが、驚いたのがその値段の高さだ。
当時はコロナ前。今みたいにオンラインである程度レッスンを受けることは想定しておらず、一般的に安くて30万円から、高くて60万円程度かかるのだ。
産後間もない自分が子育てしながら勉強して、さらにこの値段を負担するのは無理。
そう判断し夫にこれまでの経緯を説明した。
その数日後、上記でしたような会話が夫婦間で行われたのだ。
インドでとれば安い。しかし英語がネックだ。英語の勉強をしよう!
自信を無くした人間は、やるべきことがあると安心する。
さっそくネイティブキャンプに登録し、隙間時間で英語の勉強を始めたのだった。

世界的パンデミック到来

子供が2歳になった年の春、第1回の緊急事態宣言が発令された。
そう、コロナが日本にやってきたのである。
コロナ中の子育てやスタジオでのレッスン閉鎖に関してはこのコラムとは関係ないので省くが、つまりコロナっちゃったわけで世の中はがらりと変わってしまった。
そこから私のインド行きもふんわりとフェードアウト。
沈黙の2年間を過ごすことになる。

最後に

今回はおおもとのきっかけであるRYT200 の資格はインドでとると安い
という情報が耳に入るまでをまとめてみました。
後半は実際にインドに行こう!と決断する話をまとめたいと思います。


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