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一度死んだから言えること!

◎回復することで起こった死ぬ思いと、現場での不可解な状況

人って生きているだけで、とってもすごい事なのです!

人には恒常性機能ってものがあって、身体を常に安定した状態=健康を保ってくれるという、とっても頼もしい機能があるんです。これを読んでくれている皆さん委もそれはあって、そのお陰で普通に健康生活を維持できているのです。

例えばくしゃみや咳をする事は、喉の防衛ラインに引っ掛かったウイルス系の排除だし、トイレでの排泄には体内に取り入れた毒素や不要なものを外へと出しています。肌の吹き出物だって、喉に引っ掛かった痰も要らないから排除するのです。

あの時の私には、ヤバいものが山ほど入っていて、同時に色んな所が壊れていて、回復に従ってそれらを排泄したり、再構築したりといった無茶苦茶な状態で、いつも死を身近に感じていました。

以前のICUでは薬に守られることで、脳はぶっとんで幻覚に襲われても苦痛を感じることは限られていました。身体の中が熱くて汗が止まらないとか、同じ姿勢で寝続けるのが辛いとか、お尻が爛れて困ったとか以外は特別辛い事は無かった、嫌やと感じることなく過ごせていました(笑)

そんな私が一般病棟に移ったという事は、回復の兆しが見えたからで、幻覚作用を起こすような強烈な薬を使わずに済むからで、介護度が下がったし他者への感染が無いとの判断からなのです。

前回も書きましたが、私の肺は三分の二がダメになっていまして、これが急性肺炎で死にかけた直接の原因となったのですが、CTスキャンではこの部分が白くなってました。

よいですか!私が死にかけたのは、あのウイルスではないのです。あくまでも何らかの原因による急性肺炎が直接原因だというのが事実です。ならば、あのウイルスでなくたって、インフルエンザ感染だって起こる病気だということですし、それを断定するのが例の検査薬なのです。

もちろん私は寝ている間に行い、家族は私の感染確定をもとに入院の翌日に検査はしていますが、家族全員が”感染していたらしい”というあいまいな結果でした。つまり家族には何ひとつ症状が出ておらず、3日の自宅待機で済んだようです。

あの検査は、ウイルスを特定するものでは無いと、いまでは世界各国でも言われている通り、固有ウイルスの確定にはならないと思っています。実際にそんな私を人工呼吸器がが外れてから、様々な病気でなおかつ救急な処置のいる患者が大勢おられるICUに、なぜ移したのでしょうか?

ICUに居た患者さんは、日々猛烈なスピードで入れ替わっていています。そんな場所に衝立ひとつ挟んで、ウイルスに感染した私を置く意味が分かりません。とても危険な状態ではないでしょうか?

そして、その間にもマスコミは騒いで日々死者の数を数えていますが、私のような重篤患者は誰もいませんでした。私の後に続く同じウイルスによる重篤患者は、誰一人とやってくることは無かったのです。もっと言うなら病棟は空いていて空き室だらけでした。

「マスコミ報道とちがうやん!」
「誰も真実を知らない」
「看護師を含めた病院スタッフ全員がニュースを頼りに情報を得てる」
「この病気の報道や医師会の発表はオカシイぞ」

脳が元へと戻るに従い、少しずつオカシナものが目に入り、関わる人たちの口から洩れてきます。この話は、脳少し元気なってからの話なので、また後で書きますので、しばらくお待ちください。

少しヒートアップしてしまったので、今日はここまでとします。

続く!

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