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一度死んだから言えること!

◎私に命をくれた存在・・・2

さて私を助けてくれたあの方は、先ずは私に次のことを言われました。

「お前は生き帰っては来たけれど、ただそれだけだ」
「まるでガソリン切れ寸前の車と同じなのだよ」

急に、目の前に車のガソリンメーターが現れ、針がEのところを指していました。まさに実感している通りで、言われることに納得しました。

あの方「このままではエネルギーが切れてまた死んでしまうだろう」
わたし「せっかく生き返ったのに、このままでは辛すぎます」
   「何とかならないのですか?」
あの方「お前の命は蘇ることで精いっぱいだった」
   「これから生きるための命が足りない」
   「この世界の命は生まれ変わるしか得られない仕組みだ」
   「だから今から上の次元に連れて行き、”命の水”を掛けるしかない」
わたし「お願いします!」

そうやって任せるとスーッと身体が上昇して行きました。その傍らにはとても緩やかな球面状の壁があって、黒くてツヤが良くてまるで正月の黒豆のようだなと思い、その存在全体を見ようと見上げたのですが、終わりが見えないくらいとても大きなものでした。それがあの方なんだとふと理解したころで突然止まりました。

あの方「ここには命の水があるが、とても希少でこの次元でも多くは無い」
   「それをお前に使おう」

というなり全身に掛けてくれました。しかし、一度では足りなかったようで都合5回も掛けてくれたのです。そうすると、不思議にこの世界での私の心臓と呼吸不全が落ち着きを取り戻し、パニックも静まって行ったのです。

気が付けば深淵になっていました。こうやって新しい命と共に、私は新しい人生を歩むことに決めたのです。そしてあの方のことを”まめ師匠”と呼ぶことにしました。

久しぶりに落ち着いた時間を過ごしていたのです!
償いの三が日が始まるとも知らずにね(笑)


続く

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