ジェネレーションZの可能性

私がジェネレーションZを意識し始めたのは2015年この記事から。

アメリカでは1996年(1995年・1997年という説もある)以降に生まれた人たちはジェネレーションZと世代分けされていて、日本でもその基準を適用して、世代をテーマにした様々な記事が掲載されています。

ジェネレーションZの特徴は、

●デジタルネイティヴで非効率を嫌う。

●倫理的な消費感を持っている。

●寄り添うように教育してもらうことを好む。

●社会に貢献することに対する関心が高い。

●人とつながることを大切にする。

などなどと言われています。

私は今年度、数年ぶりに新卒採用に関わっています。ちょうど昨年の大卒の人たちからジェネレーションZに突入しているんですよね。

株式会社ハタノシステムの会社説明会では、創業者がどんな社会背景の中で、どんな想いがあってこの会社を創業するに至ったのかということを学生の皆さんにお伝えしています。これは私が新卒採用に関わり始めた14年前から続けていることです。

約10年ほど前の会社説明会の際のアンケートでは、「この創業のエピソードは公私混同なので、説明会では必要ないのでは。」という記載が複数あったり、業務内容や福利厚生に対する質問が多かったりと創業のエピソードに対する関心の低さが伺えました。その時は考え方の違いなのだと理解したのですが、本年度の採用活動の中では社会貢献度の高さ、創業者の価値観、経営理念に対しての関心の高さをヒシヒシと感じています。創業のエピソードに関しても非常にポジティブなフィードバックを頂いていて、ひょんなことからジェネレーションZの特徴を実感する機会となったわけです。

これも1つのダイバーシティ。

私はこの世代に対して、とても高い関心を持つと共に活躍を期待をしています。非効率を嫌う人たちがどのように文明を活用し、どのような文化をつくりだしているのか。彼らが会社や社会にどのようなインパクトを与えてくれるのか。彼らの価値を組織の力に変えられるかどうかが今後の管理職の手腕の見せ所になることは間違いありません。我々もこの世代と真摯に向き合い変化していかなくてはならないのです。

そして、15年後にはジェネレーションαと呼ばれる2010年以降生まれの人たちが入社してきます。その時は一体どんな時代になっているのか。彼らはどのような価値観を大切に社会に出てくるのか。

我々の子供世代でもあるジェネレーションα。

親世代としての責任を果たしながら彼らの社会人デビューを楽しみにしたいと思います。


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