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これらのサービスは誰のため?

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回のテーマは「これらのサービスは誰のため?」ということでお話しします。

自分が勤めている学習塾は、富裕層の方々が通う高価な塾です。そんな塾では、接客サービスを重視しており、来校する親子に対して、電話対応や生徒対応をしていない時でも、立って敬礼でお迎えすることが方針とされています。

もちろん、お帰りの際も同様で、面談した職員はもちろんのこと、他の職員も含めて7、8人が立ってお送りします。

ただ、多くの場合エレベーターを利用するのですが、エレベーターの待ち時間は意外と長く、親子さんからすると、ずっと立っていることがプレッシャーに感じられるかもしれません。

初めて来校された親子は、「こんなサービスもあるんだ」と思うかもしれませんが、実際に入塾してから何度も何度も同じことをされると、少し違和感を感じる家庭もあります。

実際、親子さんからは、「もう座ってください、いいですよ」と言われることも少なくありません。自分が親子さんの立場だったら、こんなに多くの人が立って敬礼されると、ちょっと困るなと思うんです。

見られていると感じることも、実はあまり快適ではないかもしれません。むしろ各々の職員がそれぞれの業務をしてくれた方がありがたいとさえ思います。

そもそもこのサービスが本当に顧客のためになっているのかという疑問は、私だけではなく他の人も感じているかもしれません。たとえば、タクシーで考えてみましょう。

タクシーを利用する際、運転手がわざわざ運転席から降りてドアを開けてくれることがあります。これも、正直いらないと思うんですよ。なぜなら、自動でドアが開くわけですから、わざわざ運転席から降りて開けるのはタイムロスです。

タクシーを使う時は、大抵急いでいるから、さっさと自動ドアで開けて出発してほしいんですよね。これについては、キングコングの西野さんもVoicyで同じことを言っていて、私は激しく共感しました。

そして、デパートやショッピングモールでのショッピングの際も同様です。購入後にレジから店の出口まで送ってくれるサービスがありますが、これも本当に必要ないと思うんです。

普通に商品を渡してくれて、その後は自分で帰ればいいと思っています。でも、彼らは「いや、大丈夫です」と言いつつも、実際には送りますよね。これも本当にいらないと思います。

こんな感じで、会社の方針なのか、その他の何かから来る風習なのかはわかりませんが、顧客のためとされているサービスの中には、本当に不要なものが一定数あると感じています。

顧客目線に立ち返った時に、「本当にこれは必要か?」という視点はとても大事だと思います。

この考えが参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。それでは、良い一日をお過ごしください。

この記事を書いているのはどんな人?と少しでも気になった方は、こちらを見てもらえると嬉しいです。


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