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わかめスープが怖い

わたしは小さい頃から祖父母と一緒に住んでいてキッチンは、ほとんど祖母が牛耳っていました。

大人になってから、祖母のごはんを思い出してなつかし〜〜とか、あれってウチだけだったんだな〜〜と思うようなものがいくつかあるのでネタにします。

味が0か100のおにぎり

日曜日のお昼は大体どこの家庭でもおなじみの
麺類+おにぎりの炭水化物フェスティバル。
これをすると管理栄養士に怒られる典型的な
メニューです。メモしましょう。
麺におまけでついてくるおにぎりの味が
全くしないか、塩の塊食べよんか?と錯覚する
ような塩味100%かのロシアンルーレットでした。
全く味がしない日は麺類の塩分と帳尻合わせできるような気がしますが、塩味100%の時は塩分過多で管理栄養士に怒られます。メモしましょう。
白黒はっきりさせようや、おにぎりだけに。という祖母からのメッセージだったのかもしれません。なわけあるかい。

炊き込みご飯、一本勝負

社会人になって、よく耳にするようになった
職場のママたちの井戸端会議。
ある日「炊き込みご飯の時のおかず何にするか」が議題になっていてめちゃめちゃ衝撃をうけました。
「炊き込みご飯なのに!?おかずあるんか!?」
ウチは炊き込みご飯の日は
どんぶりにめいっぱいの炊き込みご飯+汁物が
定番メニューでした。そのかわり炊き込みご飯はおかわり自由!お腹いっぱいたべろ!というシステムでした。大体二杯が限界ですが🍚
炊き込みご飯が白米と同等という世界に驚きました。あれこれ手をつけるのもいいけど、ひとつのことを極めるのもいいよという祖母からのメッセージだったのかもしれません。知らんけど。

とりあえずたまごで閉じたがる

おばあちゃんって、昨日の残り物大体たまごで閉じときゃなんとかなると思ってる説ありません?
ウチはかなりの頻度で出てた気がする。何かしらのたまごとじ。たまごとじをたまごで閉じたらどうなるんだろう。たまごとじのたまごとじですよね。わかります。たまごのように、色んな人を包み込めるような優しさをもちなさいという祖母からのメッセージだったのかもしれません。だったらいいな。

恐怖のわかめスープ

わかめスープが、人に恐怖を与えている。そんな世界があるなんて信じられますか。
あったんです。ウチでは。
祖母のつくるわかめスープはいつも底が真っ黒でした。そう、コショウです。すごい攻撃力強いんですよねコショウって。罰ゲームか?ってくらいむせるし、しびれて麻痺するくらい入ってます。ウチでわかめスープを飲んでむせなかった日はないし、むせなかった人はいません。作っている本人もむせていました。けど何故か誰も文句は言いませんでした。なので毎回同じ辛さのわかめスープがでてきます。けどいつも、少しだけ期待をしてしまう。「今日のわかめスープは違うかもしれない。今日はなんだか辛くない気がする。いける。」けど毎回飲むと必ずむせます。「やっぱりな。わかっとったんじゃけどな。」と思っていました。なんだったんでしょうかあのわかめスープは。もう二度と飲むことができなくなった今でも謎な存在です。外でわかめスープが出てきたとき、ちょっとだけ身構えてしまいます。けど大丈夫、この世のわかめスープは大体優しいです。何事も信じるだけが良いとは限らない。疑ってかかれ。という祖母からのメッセージだったのかもしれません。深すぎだろ。

このままだと祖母の面子がたたないような気がするので言っておきます!おばあちゃんの作るお好み焼きはめちゃめちゃ美味しくて大好きだったな😋🧡






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