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モネ展へ行ってきた

もう1ヶ月前になるが、上野の森美術館で開催していたモネ展へ行ってきた。完全ににわかファンだが、何か心惹かれるものがあって母と2人で観に行った。(現在は大阪中之島美術館で開催中)

念願のモネ展…🪷🤍

モネを見たいと思ったきっかけは、香川県・直島にある地中美術館で見たモネの『睡蓮』がきっかけ。真っ白な部屋に入った瞬間に目に映る、大きな睡蓮の池。息を飲むような美しさは圧巻だった。
たったそれだけの出来事だったけれど、私はモネに魅力された。それほどの力がモネの作品にはあった。

しかし、あまりにもモネについて無知だったので原田マハさんの『モネのあしあと』を読んでから参戦。


今でこそ世界中から愛されるモネの作品だが、そんなモネにも絵が売れず貧しい時代を送っていたことを知った。
モネの絵の購入者でありいわばパトロン的な存在が破産した時には、家族ごと家に招いて一緒に暮らしたという。自分たち家族が生きるだけでも大変だっただろうに、赤の他人まで一緒に面倒を見てやるなんてどれだけモネは心が広いのだろうと驚いた。

不遇の時代を送ってきたからこそ、目に映るありのままの景色の美しさを描く才能をモネに与えたのだろう。同じものを同じ画角から描いたとは思えないほど、描く時期や季節によって全く印象が異なるのがモネの凄いところだと思った。

正直見に行く前は、3000円は休職中の身には高いな…と思って躊躇していたのだが、本を読んでモネを知って実際に世界中から集められた作品達が並んでいるのを見たらそんな気持ちは吹っ飛んだ。
モネの作品が生で見られてしあわせだった。

アートに限らず、直感的に自分が惹かれるものには惜しまず足を運んでみようと思った1日だった。

上野駅構内で見つけた睡蓮🪷

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