【ただただ母が面白いという話】新生活のための家具家電購入が楽しかった。
こんにちは、こんばんは、まにょです。
もう結婚式・引っ越しまで1ヶ月をきっており、
私のお部屋は、物を整理しているはずなのに、ゴミみたいな部屋になっています。
8畳くらいあるはずなのに歩けるスペースが2畳くらいです。
部屋に帰るのが辛いです。こんまり先生来てくれるかな?(来るわけがない)
とまぁ着々と新生活の準備が続いており、
新生活に関する家具家電ももちろん揃ってまいりました。
私の場合、旦那になる彼と選ぶのではなく、
全て母と選んでいます。
なぜなら、母はセンスがあるから。
何が便利か、どんなものが使いやすいか、どんなものはゴミになるか。母はその辺のセンスがずば抜けていいので、私は絶大な信頼を寄せている。
まずは家電から見に行った私たち。
まずは冷蔵庫から。
母の冷蔵庫に対するモットーは、
「家に入るマックスギリギリサイズのどでかい冷蔵庫を買う」だった。
とにかく大きい冷蔵庫が好きな母。
それは母が20代の時から変わらなかったらしく、
母は自分の嫁入りの時、「業務用か?」ってくらいクソでかい冷蔵庫を買い義母を驚かせた過去があるらしい。
だけども私の新居はごく一般的な2人暮らし用の賃貸物件である。
そんな業務用サイズなんて入るはずもなく。
母が一度1人で下見に行って冷蔵庫のサイズと私の家の広さを見比べたのちに
「本当は最低でも550L以上のものが良かったけど・・・
よく考えたらあなたの旦那さんは少食気味だし・・・
当分は2人か子供が生まれても3人暮らしだから・・・・
530Lくらいでもいいかもね・・・やっぱりさ・・・冷蔵庫の横幅の1cmとか2cmの差って本当に大きいのよ・・・食器棚小さくなりすぎても困るし・・・」と現実に打ちのめされていた母。
最終的に、600Lの冷蔵庫を購入していた。
全く欲望を抑えきれていない。
だがしかし、その600Lの冷蔵庫は奇跡的な出会いだったらしいのだ。
母がその冷蔵庫を見た時、
「いいわ〜これはいいわ〜〜実家に欲しいくらいだわ〜〜でも色がなぁ・・・」と、展示品のブラウンカラーの冷蔵庫に文句をたらたら言っていた。
値段も大決算セールで恐ろしくお得になっており、本当にカラーだけが惜しいなと言うところ。
だがしかし、母の担当についたやり手の男性店員が、言ったのである。
「ホワイトが一台残っているかもしれないです・・・!!!」
「今すぐ確認してきなさい!!!」と言わんばかりの眼力で彼を見つめた母。いや、睨みつけた母。
光の速さで在庫確認に走る店員。
「ちょっ・・・今すぐ会員証お願いできますか?!?!?!」
店員が息をあげながら母に言う。
スマホが苦手すぎる母、一瞬でアプリを開く。
そんな速さでスマホ触れるんだ・・・。
結果、購入。
店員曰く、奇跡らしい。
いや、これは店員のうたい文句というか、
大袈裟に言っているだけかもしれないですけども。
でも、家電マニアの母が、
「これでこの値段は破格!!!」というくらいの商品でホワイトが残っていたのだから、多分本当にラッキーだったのである。
この冷蔵庫との出会いに気分を良くした母は、そこからものすごい勢いだった。
洗濯機?!?!?!?!?!もうあの店員さんすんごく頑張ってくれたからいいの買ってあげないと!!!パナソニックの最新式や!!!1ウェイ!!!!!!
掃除機?!?!?!?!?!あなたの家は狭いからコードレスで十分!!!重いと掃除する気起きないから軽いやつ!!!SHARPが結局いい!!!!!へい!!!!!!!!!!
布団乾燥機はマスト!!!!!!!!値引きせんかい!!!!!!!セイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
男性店員「電動歯ブラシは、正直僕が使った感想で言うと、どれも一緒ですよ」
母「んなわけあるかいっ!!!!!!!歯は一生もの歯茎は一生もの電動歯ブラシはええヤツウェイっ!!!!!!!!!!!!!がしかし替えのブラシがフィリップスは高いことを知っている!!!!!!!!パナソニックが良いヤーーーーーーっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!」
ものすごい勢いなのに冷静に判断してポイポイ買っていく母のついていけない娘。
もうものすごい勢いすぎたものだから、どさくさで色々買ってもらおうと思ってさりげなく体重計を入れると、
「あんたそんなんも買ってもらうの???ちょっとは自分でしたら????」と冷静に突っ込まれる始末。買ってもらいましたけども。
母は、すごい。
後日、家具を揃えに母と出かけた。
最初は、やっぱり一度は憧れるアクタスに足を運ぶことにした。
ちなみに母は、
「テーブルは絶対丸テーブルやでいっ!!!!!!!!!」と、丸テーブルに異様な執着を見せていた。
アクタスで丸テーブルを見る。
18万円。
どつきまわさなあかんなと言いながら黙ってアクタスを去った私たち。
「お母さんな!!!ゆーちゅーぶで勉強したんや!!!無印っていいらしいで!!!!!!なんかしっかりしてるしな!!収納用品も揃えれるしな!!!なんや有名なデザイナーさんとコラボとかしてるらしいわ!!!いこか!!!!!!!!!あんたな!!!無印はなんとなく嫌とかそんな思い込みはあかん!!!やっぱ無印やで!!!!!!!!」
そういう母を連れて、地域最大級の無印に連れて行った。
ユーチューブで勉強したという家具を見にいく。
ダイニングチェア、1脚4万円。
母「・・・無印にこの値段は出したくないわ。」
あの無印への熱すぎる愛はどこへ行ったのか。
あかん・・・実際に見たらあかんな・・・無印でこれだけ出すならもうちょっと出して他のとこってなるな・・・と完全に意気消沈していた母。
(決して無印の商品が悪いわけではない。ただ母は、新婚生活の始まりくらいはできるだけアクタスなり大塚家具なりの、いわゆるよく聞く家具屋さんで買ってあげたいという愛なのである)
すっかり肩を落としてしまった母。
カリモクは高いけど参考にはなるやろうからそこだけ見よか・・・と言ってカリモクに向かった。
すると、そのカリモクの目の前に何やら木製家具が立ち並ぶ店舗があった。
「キシル」というブランドだった。
母がなんとなく、
ふぅん、やっぱり木はなんか優しい雰囲気が出るなぁ、と言いながら店舗に入ったすぐそばに、なんと探していた丸テーブルがあった。
「あるやんっ!!!!!!!あるやんっ!!!!!!!あるなぁ!!!!!!!!!!」と目の前に丸テーブルがあることに大喜びする母。
値段は、サイズによって8万〜10万程度だった。
「ぐぬぬっ・・・!!!安くはないっ・・・・!!!!!」という表情をする母。
がしかし、キシルの店員さんに聞いたところ、
キシルは国産の檜を使った純国産のブランドで、全て職人さんが手作業で作っているとのことだった。
母 「買います。」
早ぇ・・・決まるのが速すぎる・・・・・
「国産檜やで?しかもメイドインジャパンやで?めちゃくちゃいいやん、長いこと使えるでこれは!!!!!!!問題はサイズや!!!!!!!!!!」
と、もうノッッッッリノリの母。
店員さん「(直径が)90cmの分は大人2人が食べるのにはちょうど良いサイズですね。100cmになると、お子様が1人増えても十分に食事ができます。一番大きな110cmになると、大人4人で座ってお鍋もできるようなサイズ感になりますね。」
母「じゃあ110cmですね。」
なんで???????????????????
いやいや、私たち新婚夫婦よ?当分2人よ????
子供は1人で十分よって母言ってたよね???増えても3人家族よ?????
なのに何故の110cm????????
母「広い方がいいやん」
冷蔵庫といいダイニングテーブルといい、
母はとにかくでかいものが好きらしい。
ダイニングテーブルがあまりにも良かったので、
ダイニングチェアも同じキシルで買い揃えることにした。
チェアは、座る部分が布張りされているものと、全面檜でできているもののどちらかを選べた。
布張りされているその生地があまりにも可愛かったので、
私は布張りがいいと母に言ったのだけど。
「破れるやろ。あかん。全面檜でお願いします。」
と店員に伝える母。
そんな母に対して店員さんは、
「こちらの生地は、実際長く使っていただくと破れてくるんです。ですが、裏にもう一枚布が貼ってありまして・・・表面はグリーンなんですが、生地がもし破れると、中からブラウンの生地が見えるようになっていて、長く使うほど味が出る商品にはなっています。」
母「布張りでお願いします。」
切り替えが速過ぎる母。
その後も母は終始楽しく買い物をしてくれて、
本当に可愛いくて便利で長く使える家具家電をたくさん買ってくれた。
買ってくれたことももちろん嬉しいけれど、
こうして母と楽しく買い物をした思い出ができた方が、
よっぽど嬉しい私でした。
母は本当に、最高だ。
まにょ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?