キミマチ※詩?小説?
コートからトレンチコートへ変わる季節になった時
ぎゅっと閉ざした私の気持ちは、ほんの少しほころんだ。
君が誰かと楽しそうに話しているから
なんか嫉妬とか恥ずかしくて言えなかったけど
身体に腕をまきつけて汚い言葉を出さないようにしていたんだ。
それが私の冬だったんだ。
でも、本当はこの心の花を満開にして、
ずっと君と一緒にいたいの。
一番綺麗な心でいられるこの瞬間は春で!
抱きしめたくなる胸の暑さは夏で!
私は、君が大好きなの!
でも!それでも、それだけだと重いって思われたら怖くて、
ぎゅっと閉じて…、そして君の事を少しだけ忘れられた時
ほころんだ心からキミのことを解放できたと思ったの。
なのに、突然、元気してる?なんて連絡がきたから
また私の花は咲いて、春になってしまった。
キミ待ちの春は不安で仕方ないのに、
乗せられたレールのように走っていく。
[完]
※全然、連絡来なくなった人で、どーせ私なんか興味なくなりましたよね、すん( ˙-˙)だったのに、
元気してるー?とか連絡くれると、めちゃくちゃ嬉しくなった、って気持ちで作品書きました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?