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春に向かって、ひとつにまとまる

来年の春頃にまた写真展をやりたい、と漠然と考え始めている。故郷の写真を撮りためていて、なんとなくまとめたい気持ちが強くなってきた。

多分、ロクロクのカラープリントで。正方形のカラーが今の私にはしっくり来る。たまにモノクロで撮るのも楽しいし、コンパクトフィルムカメラもなるべく持ち歩くようにしているけど、この二眼レフで撮っている写真はほとんど一人きりで撮っていることが多くて、景色に集中していて、こういう風に私には見えているという空気に一番近い気がしている。

あと本来の目の高さより低いのが二眼レフの持ち味でもあって、その目線の高さが子供時代を思い出す、懐かしい高さなような気もしている。

レンズに光が集まって入ってくるように、私の様々な要素がここにきて、ひとつにうまくまとまり始めた感覚がある。

という気持ちがあるから、やっぱり春頃に写真展をやろう。

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