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千葉の喫茶店

5年以上会っていなかった友達と、会う約束をしました。
会ったのは9月の終わり、日中は30℃もあった日。
友達が引越しをしてお互いの家が近くなったことも関係し、お誘いしやすくなって叶いました。
友達は千葉に住んでいて、私は千葉に出やすい都内に住んでいます。
本八幡駅で待ち合わせをして、この日は2軒の喫茶店に行きました。

こちらは友達が見付けてくれたお店

cafe 螢明舎 八幡店

店内には厳かな鎮魂歌のような歌が静かに流れていました。
灯りは大人しくほのかで、気持ちが落ち着きました。
ドアの内側にはクリーム色と薄茶の中間色になったレースのカーテン。くすんだ壁と似た色。
木の椅子とテーブルのトーンは低くて、椅子はよく見るとそれぞれのテーブルで同じではなく。
何度か訪れたらお気に入りの椅子が見付かりそう。
お店の佇まいとお客さんの声量、それらの雰囲気に少し相違があるのは、強く眩しい陽射しからエスケープしてきた人達がいるからなのか。
分からないけれど、非現実的な世界観と現実味を帯びたものの共生で、そう感じたのでしょう。
あの非現実的空間は、「きっとまた行こう」と思ってなんにも決めないでいたら、無くなってしまう気がします。
ひと欠片でも愛しい空気のある場所は、そうやって失われていくことが多いので。
次はいつ行こうか。
私は友達を誘う勇気を出すよりもひとり行動を実現するのが得意なので、ひとりで行くのが先になります。またnoteに記します。

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