Marie

徒然なるままに。自己満の自由詩を書き残し、幾つになっても詩を書くことを楽しみたいです^…

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徒然なるままに。自己満の自由詩を書き残し、幾つになっても詩を書くことを楽しみたいです^^ スキ、フォローして頂けると喜びます。 突然のフォローもしてしまうと思いますが、宜しくお願いします。ここで色んな方々と繋がれたら嬉しいです^ ^

最近の記事

《詩》-時の舟-vol.60

曇りがちな冬空に満月の夜   大きな傘を被って笑ってる 風に吹かれて雲達は   遠い空から此処まで来たよと語り掛ける 夜空に見る夢風に舞い   月の光に言葉を堕とす 夜空に見る夢雲に乗せ   夜の中を旅してみたい 大きな大きな時の舟   行き着く先は過去未来 心地良い気怠さに身を委ね   夜空の海を過去未来 -時の舟-

    • 《詩》-木漏れ日の君-vol.59

      僕らの戯れの言葉を 風が攫う 音をのせて舞う新緑は もうすぐ 手折る薔薇が君の指先を血に染める 尖った棘のその先に光る真紅 その熱い傷口に口づけをして 待ち侘びた君からの言葉 そっと呑み込んで 途切れ途切れの波長にのせる いつも間にか迷い込んだラビリンス その危険な境界線で アンバランスな君の瞳が揺れるのを見た それすらも心地良く 甘い香りが僕の鼻先を擽ぐる 際どい危うげな君の爪先が 砂浜に濡れる小石を揺らす ここへおいで 差し伸べた僕の手を ぎゅっと握り

      • 《詩》-さよならを抱いて-vol.58

        季節外れの花嵐に吹かれ 舞う花びらを髪に、頬に、 静かに流れる時のように 舞う花びらを身に纏い さよならを抱いて 微笑みを浮かべ 愛していた過去を 眠らせてゆく・・・ -さよならを抱いて-

        • 《詩》-ただ、逢いたくて-vol.57

          近くて遐い人 空っぽの空に湿った風が舞う 窓辺から見上げる空は ただ高くて・・・ 近くて遐い街 どうすれば迷わずにいられるのだろう? 街に ただ流されて・・・ 近くて遐い惟い シャツの裾を掴んで泣いた君 僕は何もできず ただ見つめて・・・ 近くて遐い夢 今夜、君に逢いたい ただ、逢いたくて・・・ -ただ、逢いたくて-

        《詩》-時の舟-vol.60

          《詩》-【愛】という名-vol.56

          名前のない時間に 貴方は 【夢】と名付けてくれた 名前のない空間に 貴方は 【希望】と名付けてくれた 名前のないに心に 貴方は 【愛】と名付けてくれた 色を持たない私の唇に 柔らかく紅を引く様に 私のモノクロな日々に 貴方という色を 添えてくれた 今も私は 【愛】という名の 貴方を抱いて 微笑んでいる -【愛】という名-

          《詩》-【愛】という名-vol.56

          《詩》-スローモーション-vol.55

                     鈍色の空から降る            蒼白い雪            冷たい街に            ただ流されていた      気付けば      色のない笑みを浮かべた      自分がいた 見上げた視界には 高層ビルが建ち並ぶ    眩い朝陽を反射して    光を放つ街は    まるでジュエリーボックスのようだ          僕の横を          足早に過ぎてゆく人達          僕を       

          《詩》-スローモーション-vol.55

          《詩》-春告鳥-vol.54

          桃花水の流れる音が聴こえてくると 私は目覚める 春・告げる・鳥 夢見月より息吹を吹き込まれ 大空を翔たいてゆく 梅桃の実を見つけ堕としてみるならば 緩やかな大地が受け止め 春の瑞枝は葉を揺らし雫を溢す 鳴糸の音色に誘われて 瓦屋根に留まるれば 愉楽の時に羽根を休めし  春を待つ ――― 惜春の想いを抱いて  遊離の里へ流れよう 春の弓張月の嫋かな曲線が誘う  春の国へ 私は 春告鳥 ――― -春告鳥-

          《詩》-春告鳥-vol.54

          《詩》-ワイングラス-vol.53

          君が傾けた ワイングラス 月が堕ちて 笑ってる 君が飲み干した ワイングラス 星が堕ちて 揺れている 君と傾けた ワイングラス 夜色に染まって 今宵はほんの少し 肌の火照りを楽しもう -ワイングラス-

          《詩》-ワイングラス-vol.53

          《詩》-僕の生きる世界-vol.52

          遐いようで 近いような あの日の夢を約束に 僕の前に未だ道は無く 広大な道なき道が広がる 永い永い見えない道を 僕は歩く 長く長く続く道 僕の後ろに道は続く 僕の足跡が残り 華が咲き乱れ 過去に続く永い道が美しく伸びる 僕は歩き続ける 道なき道を・・・ 僕が僕だと 証明する術があるとするなら それは歌うこと それが 僕の生きる証 君との約束 それが 僕の生きる世界 -僕の生きる世界-

          《詩》-僕の生きる世界-vol.52

          《詩》-手を繋ごう-vol.51

          手を繋ごう 見つめ合おう それだけで 君の想いが聴こえてくる それだけで 沢山の愛が溢れてくる もっと君を 好きになる -手を繋ごう-

          《詩》-手を繋ごう-vol.51

          《ポエム》-千年の祈り-vol.50

          窓辺に佇む独りの男の影 揺れながら記憶を辿る 錆び付いたガラクタども 部屋中に光る銀の糸が無造作に絡み合う そこに眠る哀しい過去 噎せ返る過去の匂い 千年という古の空間 あの日の記憶が何処からともなく降り注ぐ 生きながらにして死んでいるも同然な 忌わしい生き物 生暖かい鮮血の流れは勢いを止め 目に触れる太陽の光りとは まるで違っていた風の冷たさが 体温を奪っていった 全てを見透かす様な瑠璃色の瞳を持つお前 鈍色の瞳には苦しい程に眩しく見えたあの夏の日 この場所で逢

          《ポエム》-千年の祈り-vol.50

          《詩》-恋しくて-vol.49

          恋しくて 恋しくて 探している ゆらゆらと優雅に羽ばたいて 煌めく蝶が 金の音色を撒き散らし 華の薫りを探してる 蝶が薫りを探す様に 貴方の声を探している 拭っても 拭っても 零れ落ちる泪は 貴方に届くだろうか 切なくて 恋しくて 泣いている夜は ただ貴方が恋しくて 抱きしめて欲しくて そっと頬に触れて欲しくて 頬杖ついて 見上げた優しい月の 銀色の輝き

          《詩》-恋しくて-vol.49

          《詩》-君が薫る場所-vol.48

          ここに来ると あの日を思い出し 自分を見つけられるんだ ここに来るから あの日に還れる すべてが この手にある そう 思ってた でも そうじゃなかった 今は 感じるんだ ここに来ると 見えないものが 見えてくる 大切な時間が 沢山のことを 僕に与えてくれた 大切な人が 沢山のことを 僕に教えてくれた これからも ここに来るよ 自分を見失わない為に 僕に吹く風が ただ 優しかった ここは 君の憶いが 薫る場所 -君が

          《詩》-君が薫る場所-vol.48

          《詩》-砂漠の風-vol.47

          風が呼ぶ 愛しい人が舞うと 砂漠の風が呼ぶ 甘く切なく 優しく包み込む霞む大地 囚われて流れゆく意識 わが魂の在りかは灼熱の砂漠 粉々に砕けた砂漠の君 掬い上げる硝子の蜃気楼 さらさら さらさら 指の隙間を零れ 砂漠の風が連れ去る 眠る君の静かな横顔 硝子の透けた躯 温もりの堕ちた唇 そっと 魂を吹き込む 開かれた美しい瞳 憂いを纏う永遠の微笑み 輪郭をなぞる光りは 陽に透けて なお美しく 手繰り寄せる淡い記憶 宿る硝子の君

          《詩》-砂漠の風-vol.47

          《詩》- 熱 - vol.46

          僕の腕の中で 瞳が揺れて 僕達は傷を癒す様に 触れ合って 微笑みあって 薄紅に染めた頬が艶めいて 誘う瞳が憎らしいほど 僕を狂わせる 軋むベッドに 火照る躰を投げ出し 持て余す熱を 冷えたシーツに滑らせる 君を欲しがって 僕を欲しがって 君を抱いて 僕を抱いて しなやかに畝る 透き通る柔肌は艶めかしく 僕を熱らせる 君が触れたそこここから 感電する様な 痺れが走る 噎せ返るような 甘く馨しい君の首元に顔をうずめると 僕の脳を惑わせる 焦点も定まらず ただ指先

          《詩》- 熱 - vol.46

          《詩》-蒼い十字架-vol.45

          互いに背負う十字架を 振り落とす勇気があったなら 今日とは違う  今日だったかもしれない 貴方を愛する程哀しくて 届けたい言葉は   愛している  ただそれだけだった 囁く程遠退く貴方が愛しくてたまらない 何故  こんなにも夜は長いのか・・・ 叶わぬ愛ならいっそ  この命  あの蒼い夜に捧げよう 貴方が囁く言葉が  甘く優しく愛しいのに 切なさだけが増してゆく 愛してると耳元で震えるたび 背中合わせのサヨナラが迫りくる 二度と逢

          《詩》-蒼い十字架-vol.45