生と死と自殺と安楽死

こんにちは。
まず、あなたに問います。

問1、あなたは次のうちどのように過ごしていますか?

①健やかな生
②生
③苦痛の伴う生
④死に近い生

これは直感的にお答えいただいて大丈夫です。それではひとつずつ、お話ししていきます。

①健やかな生

食事量、活動量、運動量、睡眠量
それから心の栄養も満たされた状態かと思います。

ひとりでこれを保てる方もいますし、家族と暮らし、協力し合いながら満たしている方もいるでしょう。

病気もなく、血液、腸内、皮膚、精神的にも慢性疾患もなく、「楽しい」と感じる瞬間が極めて多い状態。

人は皆、きっとこれを望むでしょう。

②生

ほとんど①と同じであるが、「楽しい」と感じる瞬間がいささか少ないように思えます。
日々のタスクに追われ、自分がウキウキするような瞬間を得たり、得ようとすることをしない状態です。

③苦痛を伴う生

すでにこの時点で、生きることに疑問や不快感を持つ人がいるでしょう。

こちらを紹介します。
ここにあげた「苦痛」は、かなり幅広く分布しています。たとえば、

・好きな人に振られた
・受験に失敗した
・仕事でミスをした
・うつ状態が続いている
・継続的に外部から苦痛を浴びせられている

大きな衝撃も、小さな苦痛も、その人にとっては同じ「苦しみ」です。「自分の意見を聞く」ことは人間が考える葦である以上必須とも思えます。

人は考える。だからこそ迷い、苦しみ、そこから逃れたいと感じ、麻痺し、命を断つ。

こちらを紹介します。内容を、よければ先にご覧ください。

哲学者はよく自殺すると言いますが、いかに人間が、意味を成し得ないただの細胞の塊であることがよくわかります。ほんの少し物が使えるだけで、ほかと何ら変わりません。

谷口ひとみさんの「エリノア」は素晴らしい作品です。これにより人はまた考え、議論し、自分の考えを研ぎ澄まし、その後の生活に活かすことができるでしょう。

ただ、ご本人はすでに亡くなっています。それはご本人にとっての幸せだったのでしょうか。今はもうわかりません。

④死に近い生

難病と言われる病や、ほんの少し拗らせた病があります。

だんだんと進行し、骨や筋肉が固まり話すこともできなくなったり、ただの風邪だったのが肺に悪さをし、食事が取れず、痩せ、肋が折れ……などを繰り返して動けなくなったり。

けれど、意識はしっかりしてるんです。
視線を追って五十音表で話すひと、いろんな人に介護をされながら、一生懸命生きるひと、うつ病が深刻で今にも死にたいと願うのに、身体が動かずにいるひと、こんな体でなかったらいいのに、と思うひとは多いでしょう。

おわりに

これは私のコメントで、ツリーに長々と記載してあります。よければご覧ください。

ピンピンコロリ、って、ご存知ですかね?老人になっても元気でピンピンして、ある日突然コロリと死にたいということなんですが、苦痛をともない、感情が死んでしまった人は、それこそ地べたの泥を啜るような思いで生きています。
そんなことしたことないですよ。私もない。けど、病気が重い頃はそう比喩されても頷いてしまうくらい苦しかった。

お願いですから、元気でいてほしい。
そして、電車に乗ったりお出かけしたり、会社や飲食店や実家で、隣の人に優しくしてほしい。

アクションしてほしいわけではない。黙って、見守ってほしい。静かに、皆が心地よく過ごせる空間を作るのに、協力してほしい。

喫煙所以外でタバコを吸ってる人の近くを通りたくありません。煙がぶつかって臭いから。
けど、吸ってる本人はなんの臭いもしないの。可哀想だと思う。知らない人に煙たがられて、その意味がわからないなんて。

だからわかってほしい。あなたの周りはすべて命です。草も木も、野良猫も小鳥も。
あなたが動物が好きなら、この意味はわかりますね。
あなたが空を好きでも、きっとわかります。

わかってほしい。そして、あなたの周りで死を選ぼうとしている人がいたら止めてほしい。
きっとあなたに、その人は「迷惑だ」というでしょう。だけどいいのです。その人は今、錯乱してるから。

「死んだらダメだ」私はそう思う。
何かが足りないなら一緒に考えるから。
金銭的な援助が難しくても、何かできることはしたい。

私はただ、狂ったまま死んでほしくない。
安心して、コロリといきたい。

今生きているあなたは、「想像と優しさ」を豊かに持ってほしい。お願いします。

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