今日は幼稚園で、仲良しのお友達にイライラしてしまったと娘がタコさん顔。

久しぶりにいつもより丁寧に共感してみたら、彼女なりにどんな感情なのかを一生懸命表現してくれました。

ピンクの色鉛筆が使いたかった娘。
ピンクを使おう！と決めたのに、お友達が先にさっとピンクをとってしまったみたい。

私が先にピンクを使おうって思ってたのに！とイライラしてしまったそう。
お友達はごめんねと言ってくれたけど、お家に帰ってきてもイライラしてるの！と。

そうかそうか、イライラしてるんだね、悔しい気持ちなんだね。怒りたくなったんだね。
と受け止めひたすら共感。

そうしたらしばらくして
「頭の中の大事なものがぐらぐらするの」
と言い出した娘。

「え！ぐらぐらしてるの？」
めまいがするとか、身体的な症状を訴えているのかと思い、焦って聞き返す私。

すると

「頭の中にはね、後ろの方に大事なものがあるの。それが前に行ったり後ろに行ったり、横にも上にも下にも動いて、ゴンゴンゴン！っていろんなとこにぶつかって、だから●ちゃんにイライラしてるの。ピンクの鉛筆取られて、頭の中でゴンゴンゴンってするからイライラするの。」

と一生懸命、自分の今の心の状態を教えてくれました。

NVCを学んでからいまがちょうど一年。
引っ越し、妊娠、出産と大きな出来事が続いて、正直あまり丁寧に共感してあげる余裕がなかったここ最近。

いつもだったら多分、
「あーそっかそっか、謝ってくれたならいいじゃん！おしまい！いちいち泣かない！」
で終わっていたのだけれど。

今日は、なんだか久しぶりに丁寧に共感できそうな気がして、ゆっくりお話を聞いてみたら、4歳なりの言葉で一生懸命に彼女の気持ちを教えてくれました。

いつもいつも丁寧に共感してコミュニケーションできたら素晴らしいけれど、幼児と乳児を育てる日々の中で毎回はなかなかできなくて。
それでも、何ヶ月かに一回、一年に一回でもいいから、辛抱強く、丁寧に共感する時間を作ってあげられたら、こんなにも豊かな表現で、自分の感じていることを教えてくれるんだなぁと、改めて大発見の時間でした。