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三月は生と死の交差点:leikkauspiste/kallis

leikkauspiste:交差点
kallis:(値段が)高い

中央・南西フィンランド?(Sisä-suomi, keski-suomi)における2020年3月の自殺者総数が、前年度同月に比べ増加したという。

Maaliskuu on Suomessa elämän ja kuoleman leikkauspiste
(March is a crosspoint of life and death in Finland).
*英語は中の人の仮訳

'Sinut'という、フィンランド移住者がフィン語で書いたエッセイの一節だ。例年三月、フィンランドでは自殺者総数と年間出生率が上昇するのだ。理由は、三月は季節の変わり目でメンタルも不安定になるし、三月からさかのぼって10カ月前の6月・夏至祭(ユハンヌス)は、夜になっても日が沈まないから。今年の自殺者総数のニュースを見て思い出した。

今年の3月も生と死の交差点となりうるだろうか。

そういえば昨日のピクニックで会った友人の一人が、昨今の事情により遠距離恋愛中のパートナーと久しぶりにずっと一緒のいることができて、楽しかったといっていた。一方youtubeでは人気youtuberさんが、コロナ禍が原因で別れそうだという恋愛相談を多数受けていたりする。

ニュースサイトを閉じた。ニュースを読んでいたらこちらまで悲しくなってしまった。私はそういうところがある(必要以上に何かに感情移入してしまう)ところがあるので、気をつけなければ。

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今日も#30dryc は継続できた。好きな食べ物について。

ただ、おみおつけが好き、と言っているだけの動画。文字入れもした。別に誰が見るってわけじゃないけど。

これまで投稿した#30drycを見た。フィンランド語を話している私は苦しそうだ。一分間で収めなきゃいけないというプレッシャーもあるが、最大の原因は(あれ…これどうやって活用するんだっけ…)ということを考えているからだと思う。

例えば、動画にも出てきたkallis (expensive)という形容詞。

これだけ活用の種類があるのだ。

フィン語にはcase endingと言って、英語の前置詞(e.g. in, to, from)や日本語の助詞(へ、で、から、等)のような働きをする接尾辞が12種類ある。

そして、それらは形容詞の比較級(komparatiivi)、最上級(superatiivi)、単数(yksikko)、複数(monikko)によって活用形が少しずつ変わる。詳しくは上記リンクの表をご覧いただきたいのだが、例えば…

kallis (原型)をgenetive (属格:~の)に活用すると
kalliin (単数原型)
kalliiden (複数原型)
kalliiman(単数比較)
kalliipien(複数比較)
kalleimman (単数最上)
kalleimpien (複数最上)

最上級属格は私も自信がなくて、wiktionaryを何度か確認した。kallisは形容詞の中でも結構不規則な活用をするので余計ややこしい。

フィン語は動詞も様々な活用形がある。受動態を勉強していたころは帰宅途中などに自転車を漕ぎながら一人でぶつぶつ動詞を活用していた。(気味悪い…)

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ヘッダーの写真の縦横比がなんか変な感じだ。無視してそのまま載せる。最近作ったビーガンバナナブレッド。簡単だけどおいしい。

そんな、皆様からサポートをいただけるような文章は一つも書いておりませんでして…