PDCAサイクルという言葉が嫌い-でも2019年の目標を振り返ってみる

再び失礼します、まりの in Finland の中の人です。

前回の記事を2019年最後の投稿にしようと思っていたのですが…。書き終わってからふと思い出したのです。

あれ、私今年の最初に2019年の目標を宣言してたよな…?


目標を立てたからには振り返りをしなければ。でもって、うまくいかなかったことは改善して、良かったところはさらに高めて次につなげていかなければ。Plan, Do, Check and Action...

PDCAサイクルという言葉が一時もてはやされましたよね。Plan, Do, Check, Action 、そしてactionをもとにまたplanしていく…そんなビジネスにおける物事の改善や遂行の過程のことを、それぞれのフェーズの頭文字をとってそう呼ばれています。

私はこのPDCAサイクルという言葉があんまり好きではありません。こんなこと言うと「いい大人がそんなこと言ってたら一生仕事できひんぞ」とあきれられてしまいそうだけど…。(そういうのは好き嫌いちゃうんねん、やらなあかんねんとなぜか関西弁で諭されるまりフィンの中の人)

だってぇ、ピンチもチャンスも、それにどう立ち向かうか計画を立てる以前に、予期せぬ段階で急に訪れることあるじゃないですか。あ、そういうピンチやチャンスを想定内にすることこそがPDCAサイクルでいうところのPlanだということか?そしたらそれってPlanじゃなくてPreparationじゃね?(と、おもっきしひねくれる万年反抗期のまりフィンの中の人)

…まあ、私がアンチPDCAサイクルたる所以は、昔の職場の嫌いな上司が(本人は全然PDCAサイクル回せてないのに)「お前が失敗するのはPDCAサイクルを回せていないからだ!」ってバカの一つ覚えみたいに部下に言ってたからなのかもしれませんが。苦笑。

ビジネスにおける思考法も戦略法も、その数は計り知れません。でも私はPDCAサイクルを回すタイプというより、どちらかというと走りながら考えるようなタイプの人間かもしれません。または、それら二つを状況によって使い分けているかもしれませんね(万能な戦略法なんてこの世に存在しませんし)。

私は本来、しっかり計画を立てて用意周到にやりたい(つまりPDCAサイクルを回したい)タイプの人間だと思っています。ですが今置かれている環境がどちらかというと「走りながら考える」スキルを求められることが多いように感じられるので、苦手なりに走りながら考えています。

…あれ、私本当はアンチPDCAサイクルじゃなくない?

前置きが長くなってしまいました。

目標を立ててそれをもとに計画を作り、実行する。結果を振り返り、反省して次につなぐ。そんなPDCAサイクル的なことはあまり好きじゃないという話でしたが…。それでもやっぱり、何でもいいから目標を一つもって一年過ごすと、それなりに得るものもあるということです。

というわけで、アンチPDCAサイクルなりに2019年に立てた目標を振り返っていこうと思います。

1.フィンランド語を頑張る

最低でもB1には到達したいと1年前の私は高らかに宣言しています。これは、(前々回の記事にちょこっと書きましたが)B1レベルの大学のフィン語の授業を最高評価の5でパスしたので、最低目標は達成できたということでいいんじゃないでしょうか。

Finnish Family とも、今ではフィン語で映画の感想を語り合えるくらいになりましたし。

フィン人のお友達と一泊二日ほぼフィン語だけで切り抜けることができましたし。

ただ、大学のフィン語の授業で、総合評価は5だけどリスニングが3と4技能の中では最も振るわない結果に。

だから来年の課題はリスニング強化かなあ、などと思っています。

2.修士論文の題目を決める

これは決めないと今こんなのんきにnoteなんか書けないのですが(笑)、どうにか修論の題目を決めて研究計画書も書き、すべてのインタビュー(データ収集)を終えています。

来年は書ききらなきゃ…卒業しなきゃ…(プレッシャー)

3.ユバスキュラでなんかしらボランティア活動をする

今ではフィンランド赤十字社のボランティア活動にいくつか参加して、それがフィンランドの社会の(ややネガティブな)側面を知るきっかけにもなっていますね。

あとバナナになったりもしましたね…

少しお小遣いをいただいているので完全なボランティアではないものの、学生組合のフェアトレードコーディネーターにもなりました。


4.インターンしたい!

就職活動中は結構腐っていましたが、ご縁あってユバスキュラ大の日本語の授業のアシスタント(無給)としてインターンさせていただけることになりました。無給と書いたけど単位を取得して、さらにそれが卒業要件にも含まれるということでとても嬉しいです。無給とはいえインターンできた!ということが少し自信にもなりました。

5.フル単!!

今年度末までに取得できた単位はたしか76単位と目標には及ばずでしたが…。学費免除規定である6月までに55単位という目標はそれでも難なく達成できました。

ただなあ…。今年中に提出するつもりのレポートまだ書き終えてないんだよなあ…。早くしろよな自分…。

6.このブログを更新する

昨日ざっと数えたら今年で(自己紹介とかも含めると)95記事書いているらしい。

一年がおよそ52週ということは(計算合ってるよね?)週一以上は平均して書けていたということか。良かった…。

正直、この目標がなかったら途中でnote更新するの絶対さぼってたと思う。目標を宣言するって大事ですね…。

7.ヨエンスー・トゥルクに行く

ヨエンスーには昨夏見事再訪を果たします。

トゥルクにも実は日帰りで少しだけ行けたのですが、訳あって観光は満足にできなかったのでした。

だから来年こそは西フィンランドをちゃんと観光したいですね!

というわけで、2019年にやりたいなと思っていたことをどうにかかなえられているらしいということで、私はとっても嬉しいです。

でもやりたいことを叶えられたのもきっと、目標を宣言しておいたおかげなのかもしれないですよね。(ブログ週一更新とか特に)

だから来年は(来年も)(来年こそは)PDCAサイクルは嫌いなんて言ってないで、ささやかでも目標を宣言してよりよい年にしていけたらと思います。


そして、こうして2019年の目標を達成できたのも、家族や友人、そして愚痴や自慢を聞いてくれるまりフィンの数少ない熱狂的な読者のおかげと思っています。

2019年もありがとうございました。

2020年もまりの in Finland をよろしくお願い申し上げます。


皆さんにとっても2020年が実り多き年となりますように。

そんな、皆様からサポートをいただけるような文章は一つも書いておりませんでして…