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あなたはいつまで生きられるか

最近、若くして亡くなる有名人が多い。
八代亜紀さん 73歳。
伊集院静さん 73歳
大橋純子さん 73歳
もんたよしのりさん 72歳。
エスパー伊東さん 63歳。
冠二郎さん 79歳。
TARAKOさん 63歳。
鳥山明さん 68歳。
これらの方は芸能人や著名人であるために報道されているが、一般の方はもっと亡くなられている。
もしかして、日本人の寿命が短くなって来ているのか。
そう思うと、果たして自分はいつまで生きられるのかが、俄然気になってきた。
あなただって気になるだろう。

2022年の日本人の平均寿命は、

男性 81.05歳
女性 87.09歳

調べてみると、この寿命というものは、今現在生存している日本人みんなに当てはまるものではない。
誰でもが、81歳、87歳まで生きられるわけではない。
つまり、僕やあなたがこの歳まで生きられると言う希望にはなりえない。
このデータで言うと、2022年に生まれた人が、男性・女性、それぞれこれだけ生きられますよという意味だ。
つまり、2022年に生まれた子の平均余命、それが寿命だ。
では、それ以前に生まれた人はどうなる。

そうだ、自分が生まれた年の平均寿命を調べてみればいいわけだ。
そこで、僕が生まれた1960年の平均寿命を調べてみた。

なんと、1960年の平均寿命は、

男性 65.32歳
女性 70.19歳

え、どう言うこと?
もうすぐ、僕、死ぬやん。

でも、どうだろうか。
平均というからには、単純に考えて、1960年に生まれた男性は、65歳までにその半数が亡くなっている筈だ。
しかし、周りの同年代を見渡してみても、そんな感じはない。
あと、2年ほどの間に、イッキにバタバタと息絶えていくのだろうか。

まず今現在の1960年生まれの人口を調べてみよう。
2022年のデータによると、その年の62歳、つまり1960年生まれで2022年時点でまだ生きながらえている人数は、

男性 734,000人
女性 751,000人

それから、その1960年に生まれた人数を調べる。

男性 831,572人
女性 787,603人

全然、亡くなってないやん。
生き延びている割合は、

男性 88.3%
女性 95.4%

やっぱり、全然亡くなっていない。
逆に、亡くなった男性の12%ほどの人には、申し訳なくもなってくる。
少なくとも、半数は後に続くとあの世で思っていただろうに。

もしかして、これは平均寿命の考え方そのものが間違っているのだろうか。
そこで、平均寿命の出し方を調べてみたが、文系の僕にはよくわからない。
ただこの余命と言うもの、一歳生きる伸びるごとに、延長されていくもののようだ。
だから、見るべきは、その年の平均寿命ではなく、その年の自分の年齢の平均余命なのだ。
厚生労働省のデータに、2022年時点での主な年齢の平均余命がある。
これを見ると、2022年時点で60歳に達している人の平均余命は

男性 23.59年
女性 28.84年

65歳で見ると、

男性 19.44年
女性 24.30年

どちらも、0歳児の平均余命、つまり平均寿命を僅かではあるが上回っている。
2022年時点で、60歳だった男性は、平均して83.59歳、ほぼ84歳まで生きられる。
65歳だった男性は、平均して84.44歳まで生きられる。

つまりだ、一年生き延びれば、それだけ長く生きられる。
結論は、長生きしたければ、長生きしろ。
そして、とどのつまりは、今日を生き延びろ。

で、結局、僕はいつまで生きられるん?
あなたは?

※ご意見、ご質問は、厚生労働省または、かかりつけの医院に願いします。尚、くれぐれもマー君の名前は出さないように。

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