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オーマイガッ!映像技術の到達点!圧倒的なCGで描かれる映画史上最もダイナミックなロボットバトルはまさに全男子の憧れじゃないかと思った『トランスフォーマー/ビースト覚醒』


【個人的な満足度】

2023年日本公開映画で面白かった順位:7/111
  ストーリー:★★★★★★★★★★
 キャラクター:★★★★★★★★★★
     映像:★×20
     音楽:★★★★☆
映画館で観たい:★★★★★★★★★★

【作品情報】

   原題:Transformers: Rise of the Beasts
  製作年:2023年
  製作国:アメリカ
   配給:東和ピクチャーズ
 上映時間:127分
 ジャンル:アクション、SF
元ネタなど:玩具「トランスフォーマー」(1984-)
      テレビアニメ『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』(1996-1997)
      映画『トランスフォーマー』シリーズ(2007-)

【あらすじ】

ニューヨークに暮らすノア(アンソニー・ラモス)は、ある日、金儲けのために車を盗もうとするも、車が勝手に動き、車内に閉じ込められてしまう。
車は警察とカーチェイスを繰り広げた挙句、ロボット生命体"トランスフォーマー"へと変形、ノアは戦いへと巻き込まれることに。

一方で、あらゆる星を丸呑みにして食べ尽くす、神話だと思われていた宇宙最悪の災い"ユニクロン"が、地球を次の標的に動き出していた。ユニクロンの残忍な先遣隊スカージの攻撃に遭い、絶体絶命のオプティマスプライムとオートボットたちの前に、動物に変形するビーストたちが現れた。

果たして、オートボットとビースト、そして人類は、ユニクロンによる地球消滅の運命を変えることができるのか――!?

【感想】

トランスフォーマー』シリーズ第7作目。今回は僕が中学生のときに観ていた『ビーストウォーズ』が題材なのでかなり思い出が刺激されました(今、再放送やってるみたいですね!)。

<今作に期待していた理由>

僕、個人的に最初の三部作がメチャクチャ好きなんですよ。続く4作目の『ロストエイジ』(2014)と5作目の『最後の騎士王』(2017)は、なんか惰性で作られた印象があって、シリーズの中では正直微妙だと感じていたんですよね。それが、『バンブルビー』(2018)でまた面白さを取り戻したので今回も期待していたんですが、その期待を裏切らない興奮と感動がそこにはありました。さらに、昔観ていた『ビーストウォーズ』が題材となっているんだったらなおさらですよ!ちなみに、シリーズで7作目ではあるんですが、前作の『バンブルビー』で一度リブートされているようなので、それ以前の話とは今のところ繋がりはなさそうです。まあ、前作との繋がりも全然なかったので、過去シリーズは観てなくても楽しめると思いますよ!

<変わらない面白さと変わる面白さ>

今回の映画、個人的にはこれまでのシリーズのよさを保つという不変の面白さを守りつつ、新たな試みにチャレンジした作品だと思いました。まず、不変の面白さなんですけど、今回のメインの舞台はペルーとなっています。マチュピチュでトランスフォーマーたちの激しいバトルが繰り広げられ、終盤の"インフィニティ・ウォー"かってぐらいの大乱戦には興奮しかありませんでした。これは過去作でもおなじみですね。人間の住む街で大暴れして破壊に破壊を重ねるド派手なアクションはシリーズのウリだと思います。

また、オプティマスプライムの相変わらずの容赦のなさにも注目です。彼、正義の戦士なんですが、敵は徹底的にぶちのめす主義なんですよね。過去にはラスボスの頭を胴体から引きちぎるほどですから。「悪はその存在を1ミリたりとも許さない」と言わんばかりに、完全に息の根を止めます。真面目で責任感の強い彼の性格がよく表れている一面じゃないかなと。

そして、新たな試みの部分ですが、今回はトランスフォーマーと人類が完全に同じ立場で共闘しているんですよ。もちろん、今までも協力して戦ってはいたんですけど、人間側はあくまでも銃火器による後方支援がメインな感じだったんですよね。ところが、本作では主人公のノアに起こるまさかの展開によって、オプティマスプライムとノアが共にメインヴィランのスカージとボコボコにやり合うんですよ。。トランスフォーマーと人間がどうやって敵をボコるのか、気になる方はぜひ劇場へ足を運んでみてください!(笑)

<映像に全振りしているがゆえの圧倒的なヴィジュアル体験>

僕がこの映画で一番推したいのは、映像にすべて振り切ってるところです。世間では『アバター』シリーズが映像革命だなんて言われていますけれども、ノンノン、僕はこの『トランスフォーマー』シリーズこそが映像革命だと思っています。特に、車からロボットに変形するシーンは圧巻すぎて、1作目のときの衝撃はいまだに忘れられません。あのときは最大で2万を超えるパーツをひとつひとつCGで作って、手作業で変形させていたらしいでうsからね、もうCGクリエイターたちの職人芸ですよ。

ただ、個人的には、マイケル・ベイが監督した作品の方が派手さとスピード感がずば抜けていて好きだったので、それと比べると今回はやや控えめには感じてしまいましたね。別にこれはこれで他の追随を許さないぐらいのクオリティではあるんですけど、マイケル・ベイの大破壊っぷりの方がよりインパクトが強かったなって。あと、トランスフォーマーの変形シーンは、初期の頃と比べるとだいぶ簡素化された気がします。前までの方が時間はかかるけれど、その分リアルさがあって好きだったんですけどねー。

<そんなわけで>

ド派手なロボットバトルがとにかくかっこいい最上級のエンタメ映画でした!ネタバレになるから詳細は書けませんが、続編があるとしたらある作品とのクロスオーバーになりそうですんごい楽しみです!"ハズブロ・ユニバース"の誕生かもしれません、、、!!


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