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反跳性不眠のその後

向精神薬を減薬したり断薬したら
現れる
「反跳性不眠」


私に
反跳性不眠が始まったのは
もう
2年前の春になります。

正確には
2019年4月中旬頃から始まりました。


そりゃ
眠くなる薬をてんこ盛りに飲んでた訳ですから、
減らしたり辞めたら眠れなくなるのは
当然です。


2年前の冬から春に向けて
ベンゾジアゼピンだけでも、
リボトリール
サイレース
メイラックス


減薬していったわけです。

当初は
「反跳性不眠」との戦いは
2ヶ月間くらいかなぁと予測して、
不眠は覚悟して挑みました。

正直
こんなに長引くとは思いませんでした。


私の場合は
ベンゾジアゼピンだけでなく、
その後、
気分安定薬・抗精神薬も減薬していったので、
その影響もさらに被さってきたと思います。

気分安定薬の
ラミクタールも私にとっては過眠状態に
なる薬でした。

その時点で飲んでた抗精神薬
レボトミン・リスペリドンも
眠くなる薬でした。

どうして
そこまで眠くなる薬を
たくさん処方されていたのかは謎です。


そりゃ
過鎮静になり廃人状態になって当然です。

しかし
今思い出すと、
笑えるくらい、
私は一日中コンコンと寝てる期間が
多かったです。

3年以上の闘病中は
自宅で数ヶ月過ごしたこともありました
(母が家事の助っ人で数ヶ月来てくれてました)


急いで帰宅してきた夫は

1階の布団を敷いた部屋で
朦朧と寝てる私を見ては

「また寝てるのか、いつまで寝てるんだ」

ため息をついてよくボヤいてました。

今なら
私があの時期、
飲んでた薬の量をあんた飲んでみろ!
それでもお目目パッチリで起きてられるのか!

って
言えますが(笑)

当時は
自分でも、
なんでこんなに起き上がれなくて、
一日中半死人みたいに朦朧としてるのか
分かりませんでした。


仲良かった知人に打ったLINEの文字も
誤字脱字だらけ(笑)

適当に打ってるから、
心がこもってないから、
こんなに誤字脱字だらけなんだとも
言われました。

悲しかったですね。



話が逸れましたが
反跳性不眠。



自分の中では
もはや、
もう何の問題でもありません。

不眠が治ったわけではないですが、
問題ではありません。


やっと
途中覚醒はあっても
週に2,3日は5時間ほど寝れるようになりました。

逆に
2,3時間睡眠も週に2,3日あります。

貫徹はなくなりました。
最低でも1時間以上は寝てると思います。

不眠は
もはや私にはなんの問題もない。



いうのは、

いくら睡眠時間が短くても、
世間的には不眠かもしれなくても、

それにより
自分のメンタルが全く悪化しなくて
影響受けなくなったからです。


やっと
「睡眠」に拘らない自分になれたわけです。

もちろん
簡単にこんな気持ちにはなれませんでした。


2年前の春から
絶不眠が続き、
酷い不眠だけでなく、
さらに
夜中の動悸やら酷い発汗やら
酷い喉の渇き
身体の痙攣や痛み
悪夢


寝れないだけではなく、
様々な身体の離脱症状も重なって

ノイローゼ状態になりました。


何回も何回も
不眠が辛いと泣きました。


いろんな人からも
主治医からも

「睡眠にこだわるな」
「不眠では死なない」



言われても

たっぷり寝てるあなた達に
私の気持ちなんて、わからないわよ!



言い返してました(笑)

でも
結局寝れないものは寝れない。


人間って
現実が変わらなければ諦めるように
作られてる動物だと思います。


睡眠に対して
ありとあらゆる努力はしました。

私は基本凝り性です。

そこまでするか!
というくらい努力しました(笑)


不眠関連の本は何冊も買いました。
サプリにアロマにお風呂に
ヒーリングミュージックに
寝る前のホットミルク。

ありとあらゆることを試したと思います。

認知行動療法で治す不眠

とかいう
ドリル状の本も買い試しましたが、
あまりの面倒臭さに数日で放棄しました。

当時
市販されてた
ネルノダドリンクには1万円以上投資しました。

グリシン?
名前忘れましたが、
かなり高価な眠れるサプリには
数万円投資しました。

ありとあらゆることをして、
10ヶ月間くらいで、

やっと
敗戦宣言を出し、
私は諦めました。

もう「睡眠」にこだわらないと。
「睡眠への欲」を手放したわけです。


反跳性不眠に完敗したわけです。



途中
睡眠のために
「睡眠薬だけ一生飲み続ける」


いう選択肢に惑わされた時もありました。

まさに
悪魔の誘い・誘惑ですよね。


気持ちはまるで

イエスキリスト様が
ヨルダン川沿の荒野に送り出され、
そこで40日間留まり、
悪魔(サタン)の誘惑と闘った
「荒野の誘惑」状態の気持ちのようでした。

この場合
悪魔(サタン)は睡眠薬。

悪魔の声が聞こえてきます。

睡眠薬を飲んだら、
たっぷり眠れるよー。
睡眠薬飲んだら、
楽になれるよー。



頭にそんな誘惑の声が聞こえてくるような
気持ちに何度もなりました。

イエスキリスト様の「荒野の誘惑」は
40日間でしたが、
私の「ベンゾの誘惑」は
10ヶ月間程続きました。



現実のお話ですが、
睡眠薬や向精神薬飲んで
たっぷり寝てた時より、

今の方が断然、心身ともに好調です。


身体に関しては絶対的に楽です。

飲んでた当時は麻痺して気づきませんでしたが、
倦怠感が半端なかったですね。
一日中ダルい。


そんな感じでした。

結局
ずっーと
ベンゾ酔いして、
ベンゾ二日酔い状態だったわけでしょうね。


私的な個人的な見解ですが、

ベンゾ始め向精神薬が入ってると
情緒不安定になり、
自分をコントロールできなくなる。
変になる。



いうことを改めて認識しました。

自分も
飲んでた時、
異常でしたよ。

恐ろしや恐ろしや。

いやぁ、、、、
  「減薬・断薬」って
  私的にはこの位のイメージの戦いでしたよ。
 
  よく頑張りました 自分。
 花丸二重丸を自分にあげます。


なんか
もっと
甘美な
誘惑ないかしら。

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