今日は太極拳の大会で
出番待ちのぽっちゃり女子三人組が
大会見ながら歓談中
なんかつぶやきながら

遅くなっちゃった
あれ？これって試合？
「試合だから！見れば分かんでしょ！」
いや、さっき休憩中だって聞いたからさ
「もうとっくに終わってるわ！二試合目だから！」　

中原さんってどうだった？
「失敗なしで出来てたよ」
よかった～
「弟子だからね」
いや、そんなんじゃないけど…

根岸さんってシニアだったのね
可愛らしいから見えないよね
「隠れシニアだよね」

なんか静かだよね
「静かだよー」
加油(ジャーヨー)とか言わないんだ？
「言わない言わない！」
「言わないねぇ〜」

「集体って打点アリらしいよ」
そうなの？聞いてないし
「そうだよね～。まぁ先生の性格なら
打点ナシとかあり得ないけどね〜」

あっ、高瀬さんだ
「あ…足が上が…下っ…また上が…頑張れ!」
諦めなかったなぁ
「諦めなかったね〜」

「さっき鈴木さん、順番忘れちゃったんだよね」
あ～、そうなんだ
場所が変わると景色が違うから　
迷子になることあるんだよね
「そうそう」

そういえば集体の立ち位置って
決まってないんじゃない？
「そうそう！だから休憩時間に
会場で確認しなきゃいけないんだよね」
ってあんま時間ないじゃん！

先生、会場いっぱいに広がれって
端から端は見えないよね〜
「見えない、見えない」
どうするの？
「心で感じるしかないっしょ！」

ユルユルだけど
やるときゃやる
キーガールぽっちゃり女子は
しっかり合わせてキメました
中堅女子はデキるのです
　

菊池さん、扇の演舞スゴイよかったです！
「え〜、ヤダ〜、うれし〜」
私、菊池さんばっかり観てました
「イヤ～ン、うれし〜、アリガト〜」

半夏生アドベントフード七日目