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【読書メーターまとめ】2023年7月に読んだ本

 7月は、いろいろなことがありながら過ぎていった。
手に取った本を振り返るとリーダーシップ関連に関心があることがわかる。今の業務でリーダーシップとは何なんなのかを感じることが多いからであろう。

 そして月末になり、コロナに罹患。正直読書どころではなく何も手につかなくなった。

2023年7月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1074ページ


■リーダーシップ・チャレンジ[原書第五版]

読了日:07月01日 著者:ジェームズ・M・クーゼス,James M. Kouzes,バリー・Z・ポズナー,Barry Z. Posner

リーダーシップに関する名著・古典との事で手に取る。初版から25年ということで多くの事例を紹介する。ついていきたいリーダーの4つの特質として、➀正直である➁先見の明がある③仕事ができる➃やる気にさせるをあげる。そして5つの原則10の実践につき、いろいろな事例を交えながら書いていく。突き詰めていくと、リーダーシップとは、自分を知ること、信頼関係を築くこと、行動することなのかなと思った。一番刺さったのは「優れたリーダーは、変化の波に乗るだけではなく、自分から波を起こし、メンバーをその波に乗せる」という言葉。

■ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考

読了日:07月12日 著者:高橋祥子

生命科学研究者であり起業家でもある著者の視点がとても面白かった。生命科学的思考=「生命原則を客観的に理解した上で主観を活かす思考法」。個体として生き残り、種が繁忙するために行動するという生命原則があるが、自分の未来に対して課題を設定できるという人の主観の重要さを説く。覚悟をもつことで過去をくよくよしなくなる、カオスな状況に身を置くことで自分の主観に気づく、行動することで情熱が生まれる等の考え方は目からウロコ。多様性に対する見方、LGBTを進化の過程ではないかとする仮説にも納得。今が完璧な状態ではないのだ。

■「ハラスメント」が会社を潰す。

読了日:07月17日 著者:チームクレアチームクレア(一般社団法人クレア人財育英協会)

ハラスメント問題。どこから手を付けてよいかわからず、また、なぜこんなに意識が違うのか?という感覚になり、手に取る。本書の内容自体はそれほど目新しいものはないが、言葉の選び方は、「伝える」という意味で非常に参考になる。「ハラスメント」の実態は「嫌がらせ」であり、「法的な犯罪」。セクハラは、ルール以前に「カッコ悪い」。部下は上司の、従業員は会社の所有物ではない。「抑えつける」の発想は昭和スタイル。パワハラは所詮ドーピング。等々。ハラスメントが起こる職場は、職場がそのような環境だからというのは言い得て妙である。

■これからのリーダーシップ 基本・最新理論から実践事例まで

読了日:07月21日 著者:舘野 泰一,堀尾 志保

今までのリーダーシップ研究の変遷から新潮流までわかりやすくまとめられている。リーダーシップは全員が発揮すべきもの、インフォーマルなリーダーシップの重要性などは気づきが多かった。ポイントは、自分自身を導き、学び続け、目標を設定共有し、同僚支援、環境整備を行うこと。また自分らしさを活かしたリーダーシップというのも印象的。リーダーシップ教育のフィードバックの際のSBI(Situatuon状況、Behavior行動、Impact影響)は実践的なアドバイス。人それぞれなだけに理論が役立つかもと考えさせられた。

最後に:1か月の読書を振り返って


 リーダーシップに関する2冊の本を読み、リーダーシップは、全員が発揮すべきもの、人間関係構築という事がよくわかった。最新の理論の方向性は、私としてもしっくりと来た。もう少し、自分の中に落とし込みたい。あんまり読む冊数は気にせず、自分なりに今読みたい本を手に取っていきたい。


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