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春分を迎えて 〜自分をもてなすプロになる〜

3/20は春分の日。
特に思うところもなく、休日だなぁくらいにしか思っていなかったがどうやら「暦」という視点で見ると結構大事なタイミングらしい。

しかも12:06分というタイミングで春分を迎えるらしく、その切り替わりをどう過ごすかで向こう一年の実りが変わるとか変わらないとか。

ちょうどこの日を迎える数日前に春分の日というものの意味を図らずも聞いてしまったことで何か意味があるのかと思い、意識して今日を迎えた。

今日1日の中で得られたこと気づいたことなどかなりあって興奮しているので、忘れないようここにまとめたいと思う。

今日は恵比寿にて新規のお客様の施術をさせていただいた。
僕のXを見てもらって直感で連絡していただいた方だ。

事前にもらった質問事項を入れつつどんな方なのかと思い施術に向かった。
雰囲気があって、すでに世界観のようなものがあり、何者なのだろうと思った笑。

聞くと自身の感覚をフル活用したことを行っているとのこと。
症状と実際に話を聞いて思ったのは「内側の筒」がとても綺麗だったということ。サイキック整体的にいうと「素直な身体」だ。

故に受け取りやすいという特徴もあり、そこから生まれた硬直や歪みのようなものが症状として出ているようだった。とはいえ中身が綺麗なのでスルスル抜ける。心身を尊重し、仕組みを信頼し、どのような経験をされたのかとヒアリングと施術を合わせて進めさせてもらった。

「素直な身体」という「型」が良いも悪いも受け取ってしまうという状況を生んでいるのではと思った。でもこれは良い悪いじゃなく、特徴の話だ。

ここは改善するというよりまずは「知ってもらう」ことが大切だと思った。
本人の特徴とやりたいことを客観的に認識し、その上で個性を発揮するフィールドを見つける。すでにその土台がある方なのであとは身体をちょっと整えるだけで体感として受け取ってもらえるのではと思った。

「世界観」や「個」が確立されている方というのは変化が早い。
なぜなら経験を自分のものとして受け止め、試行錯誤しながら前に進んでいるからだ。できるだけそれを邪魔せず、僕なりの言語化という別角度からの刺激を入れることで本人の人生が活性化するサポートをするだけで良い。

そんな感じで行えたのでとても楽しかった。
貴重な経験をありがとうございました。

お昼は行きつけのカフェでランチ。
ここ数日で「自分をもてなす」という新たなテーマが生まれている。
というのも施術を磨く、好きなことを仕事にするという部分で僕は「自己愛」というものを育てられていると思っていた。

しかしそれだけでは少し足りなかった。
自分を理想の環境に居させてあげる、美味しいと思うものを食べさせてあげる。
など仕事以外の「生活」という点で僕は自分を後回しにしていたことに気づかなかった。

カフェで急速に距離が縮まった尊敬すべき先輩であり友人がいる。
歳上なので気軽に友人と言っていいのかわからないが本人の優しさに甘えて友人とさせていただく。

友人は「旅」の人だ。
フットワーク軽く、全国各地に出没する面白い人だ。
彼のポストはなんというか「整体」なのだ。見ていて元気になるし、「楽しそうだなぁ」っていうのが本当に伝わる。

行った先のご飯の話や目的地までの行き方、その土地の話やお店の歴史など、1を聞けば200は返ってくるくらい色々なことを知っている。その多くはわからないことであるが、とにかく話が面白い。

今日は特に「温泉」の話が面白かった。
僕は温泉が好きだ。湯治というものがあるならやりたいくらいだ。
友人の温泉の話を聞いて「これって究極の自己愛の賜物なのでは?」と思った。

休日を使っていきたいところに行く、会いたい人に会う、その様子をSNSにあげる。「好きだから」という理由でここまでやるかと思うくらい楽しそうに全国を飛び回っている。

僕も施術に関してはそれくらい好きでやってるがことプライベートはそうではない。彼の話を聞いて、自分の身体を整え、感性を日々磨くためにはいかにプライベートで自分をもてなすかが大切なのではと思った。

「自分をもてなすプロになろう」今年のテーマの1つに加えようと思った瞬間だった。同時に今滞在しているコンフォートゾーンの外に出ようとも思った。

彼は進撃の巨人でいう「調査兵団」だ。壁外へ調査に行き、何かをやっている。
僕はまだ壁の内側で空を眺めている市民に過ぎない。でも外に出たいとは思っている。自分とエレンを重ねて彼の話を聞いていた。

自分にとっての壁を認識し、外へ出る。
人生の調査兵団となり意識の外、思い込みの外である「壁外」に出ていきたい。

そんなことを思っていたら今持っている「価値観」や「信念」のようなものに違和感を感じた。

壁の外への気持ちを出したことで変化への兆しが見えたのだ。
そのためには今持っている価値観や積み上げてきたものの一部を手離す必要があるのだ。

自分をもっともてなす、大切にするために今まで大切にしてきた価値観を手離す。全てとは言わないがその多くを手離す必要があるのではないか。

今まさに志願しようとしている。
厳しい壁内での訓練を終え、調査兵団となるべく自らの意思で志願しようとしている。

どんな世界が待ち受けているのかわからないからこその希望と恐怖。
進撃の巨人ほど残酷ではないかもしれないが相応の不安は出てくる。

でも、それでも世界がどうなっているのか知りたい。
なぜなら、それは俺がこの世に生まれてきたからだと。

制限を外すのもかけるのも自由だ。

色即是空
目に映るもの全てに実態はない。
思考の選択と見ているものに対してどんな思いがあるかだ。

どんな自由を選んで創造するのか。
認識した瞬間この世界が彩られるなら、俺はもっと高く、深く飛んで探究したい。

そうやって進み続けようと思う。
春分という記念すべきタイミングにこのような経験ができたこと、心から嬉しく思う。

春が来た。
雲を創り、運び去る風の如く、俺は俺らしく生きていく。

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