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放課後デイの仕事で感じたこと殴り書きマガジン

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記事一覧

中高生の療育について

頭の中をまとめたくなったので

療育に携わる人が子ども達の支援を行う中で整理が必要なのは

「今提供しているプログラムは何が目的なのかということ」

盲目的に「ビジョントレーニング」や「ワーキングメモリの強化」など流行のプログラムを追うだけではなく

①お子さんの能力の質を高めようとしているのか?

②お子さんに知識や経験の機会をし提供しているのか?

ちなみに、能力の質を高め

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ウチの放課後デイにルールを作らない理由

ウチの放課後デイにルールを作らない理由

まず、ルールは何のために守るのか?

恐らく、その環境とか組織に自分が在籍するためではないか?

就労準備型の放課後デイで子ども達に教えなきゃいけないことは、「大人が決めたルールは必ず守るもの」ということではなく「自分が〇〇をしたいならこの組織のルールを守らないとこんなデメリットがある」ってこと。

だから、施設内で学ばせる必要があるのはルールを守ることではなく守らなかった時にどんな結果が発生する

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自己肯定感を下げないための、子どもへの関わり

自己肯定感を下げないための、子どもへの関わり

「自己肯定感を高めるための〇個の方法」最近本屋に入るとこのようなタイトルの書籍が、一冊は平積みされています。私が仕事の中でたくさんのお子さんに関わる中で、自己肯定感を保つための方法は一つ「子どもに自分と他者を比べる癖をつけさせないこと」だと考えています。

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今求められる「子どもと一緒に学べる大人」の必要性について

今求められる「子どもと一緒に学べる大人」の必要性について

放課後等デイサービスのスタッフの名称って結構すごいんです。

「児童発達管理責任者」なんか人間製造工場で働いてそうな名前です。

そして「児童指導員」です。児童を児童しなきゃいけません。

辞書で指導の意味を調べると
「ある目的に向かって教え導くこと。」

児童指導員の皆さん子ども達を導いていますか?笑

ウチの放課後デイは中高生だけが利用します。

発達障がいのグレーゾーンのお子さんが割と多い施

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自分のことを自分で決める力

自分のことを自分で決める力

障がいをお持ちの方を支援する仕事に従事して14年目になります。

幼少期から障がいをお持ちの方に共通して感じることとして「自分で決めることが苦手な方が多い」ということです。

なぜか?障がいがあるから仕方ない?

多分違うと思います。

恐らく「自分で決めることへの経験不足」が原因だと僕は考えています。

僕も3人の子どもの親なのでよくわかるのですが、子どもが物事を決めるにはとても時間がかかります

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令和の時代の障がい福祉

令和の時代の障がい福祉

あけましておめでとうございます㊗️

2020年もよろしくお願いします🙇‍♂️

僕が経営している会社も今年が2年目になります。

この一年でウチの会社が運営している放課後等デイサービスには30人のお子さんが現在在籍して毎日通われています。

この一年僕はずっと「自分達の役割は一体なにか?」を考えていました。

まだ、はっきりと答えは出ていません。もしかすると一生出ないかもしれない。

でも、一

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