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日本の学校、ブラジルの学校。〜小中の全人教育〜

最近の日本では、小中学校の教員のなり手が減って教員不足が起きているようですが、ブラジルの学校に比べると日本の教員は雑用が多すぎます。

ブラジルの初等学校はどこも午前と午後の二部授業ですが、午前と午後で同じ教室か同じ先生かどうかは決まっていません。

こちらの学校には部活とかPTA、学芸会や発表会、遠足や修学旅行、運動会もないし教頭先生もいません。

校歌も同窓会も、上級生・同級生・下級生とか、恩師、教え子という語彙もありません。

それに生活指導や連絡帳などの仕事まで先生はやりません。

結論的に言えば、日本の親は何でも学校任せにせず、もっと自分の子供の教育についての責任と負担を受け持つべきだと思います。

昔の日本では子供が親の言うことを聞かないと、母親が「先生に言いつけるよ」などと言いましたが、ブラジルの先生は教科のスキルだけを教えていれば良いので、授業を終えて校門から出た瞬間に、一般人になります。

でも日本の教師は「教職」という名の聖職者なので、校門の外に出ても先生らしい人格を保つことが期待されます。

私たちの時代には、生徒全員で教室の掃除をしていましたが、ブラジルでは専門の掃除夫が雇われています。
清掃も全人教育の一環と考えせられているからです。

ブラジルに比べて日本では、音楽や図画工作にも力を入れていて、そのほかにも家庭科や、男子には職業の時間もあって、情緒豊かな、そして統合的、多面的な人格の育成を目指しているようです。

親と学校の関係性も、日本と諸外国ではこのように違ってくるのです。


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自分の登りたい山を決めること。これで人生の半分が決まる」

「一歩一歩積み重ねていかない者は失敗している」
by 99歳の映画監督新藤兼人


編集協力:和の国チャンネル


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