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RB2022 世田谷区軟式野球連盟 春季一部リーグ 悔しいベスト4

3大会続けてのベスト4進出から1週間。いよいよ超えられなかった「ベスト4」の壁を突破できるチャンスの日が訪れました。
毎度、我がチームの自滅で惜敗を重ねてきた未勝利の相手チームであり、とにかく今回こそは、の思いで戦いに挑みました。

▲スタメン発表後、それぞれの手を重ね合い、雪辱を期す戦いへ向け心を一つにします。 I
ヘッドコーチの表情が、いつになく険しいです。

先行の我がチームは是が非でも先制点を目指し、先頭の1番K選手が落ち着いて四球を選び、出塁しました。続く2番T選手がライトへのヒットを放ち、あっという間に無死二・三塁のチャンスメイクとなりました。

願ってもいなかった展開でしたが、3番K選手は強めのショートゴロとなり、ホームを狙った三走K選手はクロスプレーの末、タッチアウト。4番I選手は浅いレフトフライ。5番K選手は空振り三振。無死からのクリーンアップ登場で1人もランナーを返せないというまさかの0点で初回の攻撃を終えてしまいました。

▲次の試合「行きます」の言葉を繰り返しながら、なかなか現れなかったK選手。
変わらず勢いのあるプレースタイルを発揮してくれます。

絶好の先制チャンスを逃し、相手に流れがいってもおかしくないその裏、先発のY投手は先頭から何事もなかったの如く、投ゴロ・二ゴロ・中フライと6球で三者凡退に抑えてくれました。

▲私生活での不安定さとは真逆のマウンドで、相手の反撃ムードを見事に消してくれたY投手。

再び先制に向けての流れを作ったかに見えた2回の攻撃は、6・7・8番がいずれも二ゴロ×2と空三振で三者凡退。その裏は我がチームの二ゴ失で先頭こそ出塁を許しましたが、後続を3人で仕留めました。3回も同じような展開で終え、ゼロが並ぶ一進一退の攻防が続きました。

▲育児・仕事と野球との両立の不具合さからか「ボールが見えない」を度々声にすることの多いT選手。この日は「飛んでくるな」の念が勝ったようです。

4回、先頭の4番I選手がお手本のように初球をセンターにはじき返し出塁。しかし、5番K選手が遊ゴゲッツーを喰らってしまい、あっさり二死となってしまいました。
ここから諦めず、6番H選手が初球ファウルの後、左中間へのツーベースを放ち出塁。「ミスター三ゴ」で名を馳せている7番Y投手も、珍しくレフト前ヒットで続き、二死二・三塁のチャンスを作りました。

▲「オレしかいねーだろ」と尖った言動そのままに、二死からチームを勢いづけるバッティングでチャンスメークするH選手。

2回より守備についていた8番N選手は、相手チームには迷惑な「当たり屋」の本領発揮で死球出塁。何と二死から満塁の先制チャンスの中、打席には何年か前の4番で現在は9番の捕手、O選手が入りました。

…しかし、1-2と追い込まれた4球目を空振りし、あえなく2打席続けての三振。ベテランの技とはかけ離れた勝負弱い打席となってしまい、またも先制のチャンスを活かしきれませんでした。

▲常にどんな相手でも「ぶつけたくなる」オーラを醸し出し、その通りとなったN選手。

4回裏の相手の攻撃、先頭打者にソロホームランを浴びてしまい、ついにゲームが動き出してしまいました。
明らかに動揺が見えたY投手は続くバッターに死球を与えた後、ツーベースを打たれ一死二・三塁のピンチを招き、タイムリーを浴びて1点を追加。計2点のビハインドとなってしまいました。

▲ひと回り以上、歳の若いY投手を経験豊富なリードで引っ張り、なお厳しい表情のO選手。

相手ピッチャーが交代した5回表、先頭の1番K選手が空三振で倒れた後、2番T選手が初球を叩きツーベースで出塁しました。
3番K選手は三ゴでランナーを進められず二死二塁となり、打席には4番のI選手。1-0からの2球目を右方向へ引っ張り、タイムリー二塁打でようやく1点を返しました。

▲公私の姿そのままに、全く迷いなくスイングし見事に長打を放つT選手。

勢いづく我がチームに動じたのか、続く5・6番は相手より連続四死球をいただき、二死満塁。迎えるは7番のK投手でしたが、5球粘った後の6球目でライトフライに抑えられ、この回は1点止まりでした。

流れを渡すまいと、5回裏よりK投手がマウンドに上がりました。相手も打順よく1番からの攻撃。先頭はサードフライに仕止めて一死の後、次の2番打者には6球粘られ四球を出してしまいました。一走スチールの後、不運なショート内野安打で一・二塁となり、相手の4番を迎えました。

ここは力の勝負を挑み、見事に三振をゲットできて二死。あと1人抑えれば、次の攻撃に流れが…の場面で、カウント1-1からセンターオーバーのスリーランを浴びてしまい、スコア1-5と突き放されてしまいました。

▲一死からの与四球が響いたのか、紙一重の勝負で痛恨の被弾を受けてしまったK投手。

6回表は時間的に最終回となりました。ここで先頭の8番N選手が、初球を会心の当たりでライトオーバーのソロHRを放ち、スコアは2-5。「まだ終わっていないぞ!」と言わんばかりの一打で、何かを予感させてくれました。

その鼓舞を感じたせいか、ここで相手投手は交代。9番代打のI選手は6球目を空三振の後、遊ゴ、三ゴであえなくゲームセット。またしても雪辱は果たせず、ベスト4の壁は破れませんでした。

▲いつもの「カラダにボールを引き寄せる打席」ではなく、バットの真芯にボールを引き寄せてHRを放ったN選手。
▲「投手としての不安定さを打撃で挽回する!」と意気込んで打席に立ったものの、惜しくも三振に倒れた代打I選手。

我がチームの目標はあくまで世田谷区一部リーグでの優勝です。チームのスローガンである「ReBenge=リベンジ」への道は、まだまだ半ばでした。

春季大会は終わりましたが他の大会は続いており、今回敗れた相手とは再び対戦の機会が訪れるでしょう。何が足りないのかを全員でしっかりと分析し、次戦での勝利に向け、チームは動いていきます。

▲試合後の円陣では下を向いていたが、次の瞬間は上を向いていた?メンバー一同。


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