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服好きはコーディネートを組むとき何を考えているのか?

たまに聞かれるわけですよ。
服買うとき何を考えてるの?
なにを考えてコーディネートしてるの?って。

いろいろ考えとるけど習慣化しとってようわからん。
いっちょコーディネートのとき考えてることを言語化してみるか、という記事です。

今日のひとつを決める

まず、今日の自分が気分アガるものをひとつ決める。
なんでもいい。
服・靴・アクセサリー・ハンカチ、なんでも。

これを中心に組み立てる。
だって今日の自分がアガるんだから。

もし思いつかなかったら心の中の一番キッズな部分に問う。
今日何着たい?って。

するとキッズは好き勝手言うわけですよ。

きもちいいやつ!
あったかいやつ!
かっけーくつ!
あお!
きいろ!

よしよし。キッズらしくていいぞ。

で、キッズのお眼鏡に叶うやつを手持ちから選んであげる。
このために、普段からワードローブを自分がアガるやつで固めておくのが大事になる。
服を買うときはそれを意識して買う、となる。

選んだものの属性を見極める

今日のひとつはどんなアイテムだったろうか。

高そう・品がある・チープ・派手・シック・ルーズ・タイト・でかい・ちいさい。

いろいろあるけど、特に意識するのはチープか高そうか、主張があるかないか。
要はバランスをとってあげたいわけだ。

柄物!ならタイトにして面積を小さく抑えると品よくまとまるし
上質な生地ならルーズにしてもだらしなすぎないし
チープなオールインワンを着よう!ってんなら靴や小物で高級感を差してあげるとかっこよくまとまる。

アメリカ古着でヨレヨレのパーカを着るなら高級感のあるメガネに革靴で、みたいな。

好みによるけど、チープ1に対して上品2くらいがバランスをとりやすい。
チープの面積が多いなら上品アイテムの数を増やしたり。
このへんからはじめてアレンジするといい。だんだん自分の好みが固まってくるはず。

ちなみに、なにがチープでなにが上品かは人によって変わる。
そこは自分にとっての基準でいい。
自分を満足させるために着るのだ。
よほどTPOのしっかりした場でない限り他人の基準に合わせる必要はない。

具体的な合わせを考える

今日はジャストサイズで90年代のリーバイス501が着たい!となったとしよう。

で、自分にとってこんな属性だったとする。
・ややチープ
・面積広め
・やや品なし
・メンズらしい

これを品よく着たい。なら他のアイテムはこうしてみよう。
・トップス上品
・ベルト上品
・メガネ上品
・靴 迷いどころ

靴を上品にするなら他のどれかがチープでもいいと思う。
逆に靴がチープならほかはぜんぶ上品にしたい。

今回はビーチサンダルでリゾート感を出してみようか。

うーん。
だいぶチープ寄りだ。

上半身で上品アピールをしてみよう。

まずは高い白シャツ。
これで印象がガラッと変わる。

かっこいい。
一気に上品に振れた。

この3つで完成にしてもいいけど、もう少し楽しんでみよう。

シャツの裾をインしてさらに上品に振る。
ならいいベルトをチラ見えさせよう。

デニムとサンダルの青をベルト縁の青で拾う。
こういう細かい色合わせが楽しい。

あとはメガネ。
いいやつをかけたい。
ここはかっちりさせてもいいし遊び心を足してもいい。

個人的な好みでちょっと丸っこくて遊び心のあるメガネにした。
自分のキャラに合わせて選ぼう。

これで完成だ。
あそびごころ満点の大人の休日スタイルである。


さいごに

自分の場合はこんな感じでいつもコーディネートを考えているらしい。
人によってやり方は違うし、ぜんぜん違うことを考えている人もいると思う。
特に服よりカルチャーが好きな人はまったく違うはずだ。

わたしはこう考えてるよ!なんて意見があれば、ぜひぜひコメントで教えてくださいな。

それでは。

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