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124 話が聞けない・受け取れない(その1)

2月の出来事です。

私は鈴木重子さんと安納献さんの、講座のフォローアップを終え、インスピレーションを受けてnoteを書こうと思ったのです。

録画を見直し、重子さんの言葉を文字に落とそうとしてハッと気づきました。

なんと、私は、重子さんの言葉の半分も受け取れてなかったのです。

具体的に書いてみます。

私が受け取った内容(講座の直後)
「NVCを知らない人に対してできることは、相手の大切なものを想像しながら話を聞くこと」

録画から書き出した言葉
「相手の人が、NVCを知らなくてもできることの一つとして、『相手の人の大事にしているものは何だろう?どんな気持ちなんだろう?』と想像しながら、その人の全部を、心を開いて受け取ることができます。これはいつでもどこでも、自分を含めて全部の人に対してできることです」

私から抜け漏れていた内容
・その人の全部を、心を開いて受け取る
・いつでも、どこでも、自分自身を含めて全部の人に対してできる

当たり前なんですが、私は、私のキャパを越えて情報を受け取ることができないのです。
たぶん、いくつかの要因があって、順を追って書き出してみます。

(1)先入観
私は、たいていの場合、ある対象や人物に対して、あらかじめ持っている先入観やイメージに基づいて、その対象や人物を評価したり、判断したりします。

例えば、私は「豚骨ラーメンはこってりしている」という先入観を持っているので、豚骨ラーメンを食べる時は、そのイメージに基づいた評価を、ついついしてしまいます。
また、ある傾向の服装をしている人々に対して「危険な人」という先入観を持っているので、その人々に対しても、不信感や差別意識を持ってしまいがちです。

このように、私は、好むと好まざるとにかかわらず、あらかじめ持っているイメージや観念に基づいて、判断や評価が歪めてしまいます。

おそらく、先入観は、社会や文化、個人の経験や情報の偏りなどによって形成されるのではないかと思います。

この先入観があるとき、重子さんが丁寧に語ってくれた言葉を、瞬時に自分流で断定して、話を聞くことができなくなるのです。

先入観を克服するためにできることは、
●自分が持っている先入観について自己認識を深め、自己内省をすること。
●異なる視点や情報源から情報を収集し、多角的な見方をすること。
この辺だと思っています。

つまり、内省を繰り返すこと、多くの人や本に触れ、多様性を滋養することです。

文章が長くなってきました。

続きます。

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