「私と福祉」

(本文中の内容は私個人の見解であり、所属する組織の見解とは一切関係ございません)

はじめまして。
流行に乗ってnoteをはじめてみました。

まだ、社会人になり2年目の若輩でかつ福祉の専門職でもない私が意見を述べるのも恐縮ですが、私のライフワークである“福祉”や“社会保障”などについてつらつらと書いていくつもりです。

本日は初回ということで私の自己紹介をいたします。
私は普段は普通の会社員をしており、その傍らで子どもの孤立を防ぐことをミッションとしたNPOでも活動をしております。
NPOでは、実際に中高生の子たちを何人かを担当して、定期的に会って勉強を教えたりもろもろの相談にのったりなどの活動を行っています。また、NPOのや広報、イベント企画にも携わっています。


私は大学卒業後に公共政策大学院という、政治学や政策について学び公務員など公益に関わる専門職を養成する大学院へ通いました。大学院時代に福祉のボランティアをしており、その後転勤で東京へきて現在関わっているNPOと出会い、様々な活動をしております。

会社の同期や大学の友人、福祉系のイベントで出会った人から、
「すごく意識が高いな。。。」や「どうして会社員の方が福祉の活動へ?」などと珍獣に出くわしたような疑問の目でみられます。

私としては日常生活全般にかかわる“福祉”に関心を持つことは何ら変ではない(もしかしたらそこではなく、私が変だと思われたのかもしれませんが)と考えていますが、自身の思考の整理のためにも改めて下記の二つのお話を今回いたします。

① なぜ“福祉”、“社会保障”に関心を持ったか
② なぜ現在もNPO活動を続けているか

① なぜ“福祉”、“社会保障”に関心を持ったか


私は、人が自由に将来を選択でき、互いに思いやりがある寛容な社会を見てみたいと思い関心を持ちました。
それは下記の経験からです。
私のバックグラウンドについて話しますと、福祉に関心はあるものの、私自身とくに何か障害がある訳でもなく、幸いにも生活に困らず、ごく普通の家庭で育ってきました。
また、学業についても大学は法学部を卒業し、大学院は公共政策大学院を修了しており、福祉を専門に学んだわけではありません。

転機は大学院時代におとずれました。

社会が知りたいと漠然と、法学部、公共政策大学院と進学し、大学院では社会保障政策を中心として学びました。しかし、現場も知らないまま理論だけ知っているような社会人にはなりたくないと思うようになり、福祉系のボランティアをやろうと思いました。そこで、NPOのボランティアへ応募したことが福祉の実践に触れるきかっけでした。

このNPOでは、中高生たちの学習支援・居場所づくりや、発達障碍児の学習支援、ガイドヘルパー、就労移行支援など一通りの福祉の現場でボランティアを行いました。
特に中高生たちの学習支援・居場所づくりでは、様々な才能を持った子たちが家庭のやむを得ない事情によって将来に大きな不安を持っていることを知りました。
また、家庭の事情がありつつも、懸命に努力している子、不登校で勉学は苦手だけど絵を描くことや演劇など様々な才能を持った子たちと出会いました。

そうした生きづらさを抱えている子たちを見て、この子たちがどんな家庭、環境であっても自由に将来が選択でき将来に不安がなければどれほど万人にとって生きやすい社会になるかと思うようになりました。また、公共政策大学院の学びから社会課題を行政、民間など様々なセクターで取り組んでいる人が多くいるという事実も知っていました。
ボランティアの経験と大学院での学びから、自身が“福祉”や“社会保障”に関り続けることで、自分がみていた子どもたちが生きづらくない社会、万人が生きやすい共生した社会を見ることができると考えました。

また、ボランティアをしたNPOはお互いに苦手なことをサポートしあう環境で和気あいあいとして活動することができたので、他人に寛容で思いをはせられるような人が増えればもっと生きやすい社会になるのではないかと思いました。

② なぜ現在もNPO活動を続けているか

上記のように「人が自由に将来を選択でき、互いに思いやりがある寛容な社会」をつくるためにNPO活動に関わっていますが、下記の二つの理由も加えてあります。

 1自身の学びの場として
会社ではまだ2年目ということもあり、いわゆる下積みというような形で業務を細かに振られているのが業務の大半です。しかし、NPOでは自身が事業を回す視点で物事をみつことができます。私が提案した内容が形になったり、企業の組織や人材育成方法などを参考にしながらNPOの事業をつくっていく経験が疑似的な起業のような過程のようで、アウトプットをする場としてとても最適です。そういったNPOの自由な環境で学びを得ています。

 2子どもと接する楽しさ
東京へ転勤後に再び子どもと関わりたいと感じたのは、関わる楽しさがあるからです。良くも悪くも社会人になると肩書で人を見られることが多いです。しかし、子どもたちはそういったことは関係なく率直に目の前にいる人は話しやすいか、一緒に居られる人かという観点でみています。きちんと目の前にいる“人”としてみてくれているのが、こちらもとても安心します。

以上が私のなぜ福祉”、“社会保障”に関心を持ち、NPOと関わっているかという話になります。

少し長めになりました、自己紹介は終わります。
次回以降は日々の活動や日常で思う福祉”、“社会保障”について書き連ねていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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