【#読書メモ】ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力
今年一番、付箋を貼って、書き込みをした書籍。素敵な本でした。
【特に気になった言葉まとめ】
【目次】
PROLOGUE これからの時代を生きるあなたへ
CHAPTER 1 ワクワクやつながり。心の時代へのビックシフト
CHAPTER 2 僕自身の起業の物語
CHAPTER 3 一つの進化は、次の進化へのプロセス
CHAPTER 4 魂の進化とそれを阻むモンスターや罠たち
CHAPTER 5 魂の進化は無駄が好きだ
CHAPTER 6 旅を経て思う、ハートを中心とした経営スタイルへ
CHAPTER 7 さぁ、ハートの扉を開く旅を一緒にスタートしよう
EPILOGUE 1 ワクワクやつながり。心の時代へのビックシフト
【著者プロフィール】
塩田元規(しおた・げんき)Twitterアカウント@GenkiShiota
1983年 島根県出雲市生まれ。横浜国立大学電子情報工学科を経て、一橋大学大学院 MBAコース(現:一橋ビジネススクール MBA)修了。新卒で株式会社ディー・エヌ・エーに入社し、広告事業に従事。マネージャー、ディレクターを経て、退職後、2010年6月に香田 哲郎(取締役COO)とアカツキを創業。
【特に気になった言葉①】
✓人はなぜゲームをするのか。ゲームは、まさに人が感情価値にお金を払っている最たる例だ。
ゲームの種類に「RPG」がある。これは、物語の中で課題が与えられ、努力をして成長し、困難を克服し、目的を達成するゲームだ。
✓僕は、これこそ、感情価値にお金を払っているんだと捉えている。ゲームの中で何かを成し遂げる喜びや、負ける悔しさ、ワクワクやドキドキ。色んな感情がゲームでは報酬になっている。感情の報酬だ。ぼくはこの”感情報酬”のパワーに魅了されて、ゲーム事業で起業した。
✓ゲームデザイナー兼研究者のジェイン・マクゴニガルは著書「幸せな未来は「ゲーム」が創る」の中で、ゲームを「目的があり、ルールがあり、フィードバックがあり、内発的・自発的動機があるもの」と定義している。
✓安心、安全、便利が満たされれば満たされるほど、人は感情報酬を求めていく。
ゲームと感情報酬について、なるほどなと思ったポイント。たしかに色んな感情を安全なところから体験できるのがゲーム。着実に成長実感を得られるのがゲーム。そこに中毒性があって危険な一面もあるけれど、感情報酬を提供するって観点は、ビジネスでも頭に入れておくべきポイントだなと思った箇所。選ばれるにはエンタメ化することがさけられないのかな。
【特に気になった言葉②】
✓多様化が進む時代は、万人に好かれようとしないことが大切だ。一人ひとりが信じるものや正しいと思うものは違う。共感するものも人によって違う。だから、ビジネスでも誰からも「(そこそこ)いいね」って言われることより、熱狂的に共感される何かが大切だし、そのほうが成功の可能性が高い。尖った価値観でも、共感する誰かとつながれる時代だ。
✓全てにおいて100点を取ろうとして、中途半端になっていたのではないだろうか。「そこそこいい(Good)」になってしまっていたんだじゃないだろうか。結果として、Greatになることが妨げられているんじゃないだろうか。
それこそ、ゲームと一緒でソーシャルメディアは中毒性があるけれど、改めて自分の物理的な枠を超えて共感できるツールだよなと思った箇所。悩みや興味に対して、自分の周りに共感できる人がいなかったとしても、ソーシャルメディアで検索すると、意外と同じ問題を抱えていたり興味を持つ人がいてつながれる。いまは、共感できる確率が高い世の中ですよね。
【特に気になった言葉③】
✓自分の内側にある、どんな自分も許せるようになると、外側の世界の見方もどんどん変わっていく。見方が変わると、現実の世界も変わっていく。
✓人生は旅行じゃなくて、旅だということだ。旅行と違って、目的地が明確じゃないくてもいいし、目的地にたどりつくかどうか以上に、この道中を楽しんでいけばいい。歩いている道自体に価値がある。
どうやっても上手くいかない事にたいして、自己嫌悪せずに許すことって大事だよなと思った箇所。もちろん色んな事を乗り越える努力は大事だと思うけど、自己肯定することは結構大事だなと思ったポイント。
おわりのつぶやき
課題の大きさは違うんだろうけど、課題への共感が多くて良い本だった。
いただいたサポートは本の購入費用に充て、みなさんの新しい知識・視点の発見に少しでも寄与できればと思っています!