【#読書メモ】苦しかったときの話をしようか

やりたいこと”をしっかりと見つけるためのヒントが詰まった良書。


【特に気になった言葉まとめ】

【目次】
はじめに 残酷な世界の“希望”とは何か?
第1章 やりたいことがわからなくて悩む君へ
第2章 学校では教えてくれない世界の秘密
第3章 自分の強みをどう知るか
第4章 自分をマーケティングせよ!
第5章 苦しかったときの話をしようか
第6章 自分の“弱さ”とどう向き合うのか?
おわりに あなたはもっと高く飛べる!
【著者プロフィール】
森岡 毅
戦略家・マーケター。
高等数学を用いた独自の戦略理論、革新的なアイデアを生み出すノウハウ、マーケティング理論等、一連の暗黙知であったマーケティングノウハウを形式知化し「森岡メソッド」を開発。経営危機にあったUSJに導入し、わずか数年で劇的に経営再建した。1972年生まれ。神戸大学経営学部卒。1996年、P&G入社。日本ヴィダルサスーン、北米パンテーンのブランドマネージャー、ウエラジャパン副代表等を経て2010年にユー・エス・ジェイ入社。革新的なアイデアを次々投入し、窮地にあったUSJをV字回復させる。2012年より同社チーフ・マーケティング・オフィサー、執行役員、マーケティング本部長。2017年にUSJを退社し、マーケティング精鋭集団「刀」を設立。「マーケティングで日本を元気に」という大義の下、数々のプロジェクトを推進。USJ時代に断念した沖縄テーマパーク構想に再び着手し注目を集める。



【特に気になった言葉①】

●問題の本質は外ではなく、君の内側にあるのだ。やりたいことがみつからないのは、自分の中に「軸」がないからだ。そして軸がないのは、君が就職のサイコロを振るこのタイミングまで、自分自身を知るための努力を十分に行ってこなかったことに起因している。

●自分の中に基準となる「軸」がなければ、やりたいことがうまれるはずも、選べるはずもない。

どんなことでも良い悪いを判断をするには、基準づくりが必要なんだなと思った箇所。ビジネスでいえば何かを判断をするには、その仕事に近い事例のインプットを行って基準を作ることが必要だと思う。その部分はやりたいことの判断においても同様で、メモの魔力で前田さんも書いていましたが、自分を理解して基準(軸)をつくることが重要なんだなと思った箇所。



【特に気になった言葉②】

目的が見えてくる発想法:具体的なことから発想するのではなく、どんな状態であれば自分はハッピーだろうかという未来の状態から発想することである。これはマーケティングで目的設定をするときに詰んでしまった場合、私がいつもやっている脱出法だ。何から考えれば良いか詰んでいるのなら、騙されたと思って一度やってみ欲しい。

「〇〇を得ること」を、目的にしてしまうと〇〇が得られなくなった場合に不満を持ちやすい。一方、「〇〇を得られるような状態」にすると、結果のベクトルが外側でなく内側に向き、他責になりにくくなり推進力があがるのかなと思った箇所。また、目的設定が詰んでしまった時に状態を設定することはたしかにおすすめですね。



【特に気になった言葉③】

●不安なのは君が挑戦している証拠だ。
●不安であればあるほど、君は勇敢なのだ!もう1つ、不安は未来を予測する知性が高いほどより大きくなる。不安であればあるほど、君の知性が真摯に機能しているのだ!挑戦する君の〝勇敢さ〟と〝知性〟が強ければ強いほど、よりくっきりと映し出される「影」こそが、実は〝不安〟の正体だと理解しよう。

色々考えてしまい不安を持ちやすい体質なので、こういう受け止め方はめちゃくちゃいいなと思った箇所。色々考えすぎて不安を持ったときには、この内容を想起させたいな。



おわりのつぶやき

判断基準づくりは、ビジネスでもプライベートでも大事。




【その他に気になった言葉】

はじめに 残酷な世界の“希望”とは何か?

本当は選ぶ必要がない方が、大多数にとってはむしろ楽だから好ましいことは知っている。しかし世界と繋がったこの時代ではもはやそんなことは許されない。

第1章 やりたいことがわからなくて悩む君へ

日本の最大の課題の1つは、自分が何者で、どんな特徴があって、どんなときに幸せを感じるから、どんな職について、どんな人生を送りたいか、そういうことをほとんど考えさせない。
君の不安は、わからないことをずっと放置してきた、”うしろめたさの闇”から溢れ出てきている。
成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、決して弱みから生まれない。
オンリーワンとは、ある文脈においてナンバーワンを指すことを忘れてはならない。

第2章 学校では教えてくれない世界の秘密

君がコントロールできる変数は、①己の特徴の理解と、②それを磨くと努力と、③環境の選択。
資本主義は、人間の「欲」をエネルギー源にして、人々を競争させることで社会を発展させる構造を持つ。
自分の給料が上がらないのは、自分の価値が上がっていないことに起因している。似たようなことを繰り返し、慣れてきて仕事が早くなっていたとしても、1年前の自分と比べて顕著に何か新たなことができるようになったかを考え見れば良い。
君の年収を決める法則は3つ
1.職能の価値:スキルの需要と供給状況。
2.業界の構造:業界特有な構造的な年収の限界。
3.成功度合いによる違い:代替不可能な能力を有しているか。
「欲」の強さは正義である。欲を求める力、すなわち欲求の強さはこの世界を生き抜くためのその人のエネルギーの強さに等しい。できるだけ欲を持たないようにしてる人は、欲を満たせない苦しみや、実現できない自分に落胆して傷つくことから逃げているだけかもしれない。
認識してないものは、そこにあるのに見えないのだ!
市場の需要は、大きな目でみると必ず消費者のプレファレンス(相対的な好意度)に従うということだ。そしてその消費者のプレファレンスを必ず「より便利でより快適なもの」を求め続ける。
私にとってだが、人生とは、まだ知らない面白いことを求めて、自分の世界を広げていく旅のようなものだ。

第3章 自分の強みをどう知るか

自分の強みをどうしるか?まずは目的を立てよう:目的は「仮説」でも良い。その価値は2つある。1つは納得性、もう1つは一貫性だ。
自分の身体能力を理解する。

Tの人:(Thinking)好きなこと、問題を解くこと、人と議論すること、勝つための作戦を考えること、計算すること、勉強すること、研究すること、分析すること、知ること、予想をあてること。

Cの人:(Communication)友達が増えること、人と会うこと、話すこと、話を聴くこと、SNSで多くの人と繋がること、人が集まるところに参加すること、人に人を紹介すること、おしゃれを楽しむこと。

Lの人:(Leadership)何かを達成すること、目的を定めて挑戦すること、仕切ること、変化を起こすこと、自分で決めること、人を引っ張っていくこと、責任ある役割を担うこと、人の世話を焼くこと。

第4章 自分をマーケティングせよ!

キャリアとは、自分をマーケティングする旅である。
人間は、気持ちよくなるとすぐに成長を止めてしまう生き物だ。君が仕事に慣れて周囲に必要とされていくのは素晴らしいことに違いない。しかし、1年前の自分と比べて、一体何を新しくできるようになったのかを冷静に問うて欲しい。そのときに明確な答えがないならば自分の成長が停滞してしまっている現実を自覚すべきだ。そしてちゃんと考えなければならない。〝停滞〟の軌道上に、君にとっての人生やキャリアの目的がまだ明確に見えるのか?
うまく行っているときほど自分の心地よい〝均衡〟を意図的に壊さねばならないと私は考えている。


第5章 苦しかったときの話をしようか

肩の力が抜けた私は、それまでの短くも苦い経験から、自分がどのような働き方をすれば最も中長期的に成果を出しやすいかを考えた。そして自分のスタイルを大転換したのだ。簡単に言うと、農耕民族型から狩猟民族型に変えた。畑の隅々まで勤勉に緻密に丁寧に耕すことを止めた。自分の特徴はそうではなかったからだ。どこに焦点を絞って働けば最小の努力で最大の成果が上がるか?これを考えるのが好きで得意だった私は、依頼された仕事の中から、本当にビジネスに影響を与えるより重要な課題の3割を選んでそれに集中し、残りの7割は捨てる、そういう働き方に変えたのだ。獲物がどこを通るか、ヤマをはって勝負する猟師のやり方だ。
つまり「今日の自分は何をどう学んで昨日よりも賢くなったのか」、その1点を問える自分であればいい。「できない自分」ではなく「成長する自分」として、自分だけは自分自身を大いに認めてあげて欲しい。そうすれば苦しくても、心が壊れる前にきっと相応の実力は追いついてくるだろう。追いついて追い越すだけの「時間」を、枯れないで歩き続けさえすれば、自然の摂理どおりにいずれ芽は出てくるということだ。
結果を出さないと誰も守れないということだ。組織にとって都合の良い働きをしたとしても、結局はフィジークのように結果が悪ければ、誰も守ってくれないし、誰も守ることはできない。

第6章 自分の“弱さ”とどう向き合うのか?

人は変わろうと思ってもなかなか変われない。なぜか?それは、変わろうと覚悟したときの意識変化と、実際の行動変化までの〝タイムラグ〟タイムラグ〟に耐えられないからである。どういうことかかいつまんで説明しておく。
意識変化→行動変化のタイムラグに耐えられず、周囲からガッカリされ、自分自身にガッカリしてしまい、行動を変える努力を継続することができない。つまり物理的な矯正トレーニングを継続することができなくなるのだ。したがって、その人の行動は変わるはずがない。変わりたいときに、うまく変われるコツとは何か?それは、最初からすぐに変われないことを覚悟して、時間がかかることを織り込んで、変わる努力を継続することだ。周囲にも自分にも正しく期待値をセットするということ。1つ私の例を挙げてみよう。

おわりに あなたはもっと高く飛べる!


そういう私自身も素直に己の〝欲〟に向かうキャリアの真っ只中にいる。私の〝欲〟は「知的好奇心」と「達成感」を満たすことだ。考え抜いた戦略を世の中に放り投げたとき、果たして世界はどう反応するのか?その瞬間に佇むドキドキ感に比べれば、他のことがまるで霞んでしまうほど、その刺激はエキサイティングだ。その瞬間の興奮のパルスを味わうために私は生まれてきたに違いない!と思えるほどだ。


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竹下 正光

読書メモ

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