スライド52

【#読書メモ】THE TEAM 5つの法則

チーム形成に関する教科書になりそうな超オススメ本!


【特に気になった言葉まとめ】

【目次】
はじめに 売上、時価総額を10倍にした「チームの法則」
第1章 Aim(目標設定)の法則〜目指す旗を立てろ!〜
第2章 Boarding(人員選定)の法則〜 戦える仲間を選べ〜
第3章 Communication(意思疎通)の法則〜最高の空間をつくれ〜
第4章 Decision(意思決定)の法則〜進むべき道を示せ〜
第5章 Engagement(共感創造)の法則 〜力を出しきれ〜
[特別収録]チームの落とし穴~あなたのチームは足し算か、掛け算か、割り算か?~
[最終章]私たちの運命を変えた「チームの法則」
【著者プロフィール】
麻野耕司 Twitterアカウント @asanokoji
モチベーションエンジニア
株式会社リンクアンドモチベーション取締役
株式会社ヴォーカーズ取締役副社長



【特に気になった言葉①】

人間はある目的を意識すると、その目的に関連する情報やそれまで以上に認識するようになります。カラーバース効果。

目的を意識する=”能動的な情報取得をしている状態”って、ほんと重要。「受動的な情報取得」から「能動的な情報取得」に切り替えると、入ってくる情報の質が大きくかわりますよね。本書を読んで、それはチーム単位でも同様なんだなと思ったポイント。以前、「”探す”と”見つかる”んです。当たり前だけど、重要な意識。」で、目的意識に関することを考えてたので改めて共感した部分。



【特に気になった言葉②】

「チームには絶対解がある」のではなく、「チームには最適解がある

1分間リーダーシップにある「状況対応型リーダー」と同じで、たしかに、チームも状況によって、課題に対する””は異なるよなと思った箇所。また、状況対応型っていう概念は、変化が激しい時代には色んな事で必須ですね。



【特に気になった言葉③】

コミュニケーションがうまくいかない理由は多くの場合、「自分と他人は同じ」という前提でコミュニケーションを取ってしまうことにあります。

自分の経験を振り返ると「コミュニケーションを始める」→「コミュニケーションが噛み合わなくなる」→「コミュニケーションの方法を改善を図る」というサイクルのボトルネックは、たしかに「自分と他人は同じ」という前提が大きいなと思ったポイント。



おわりのつぶやき

このチームづくりがベストだ!的な本が多い中、そうではない!って話が、体系立てて学べた良い本。



【その他に気になった言葉】

Aim

共通の目的がない集団はチームでなくグループ。
目標を確実に達成するのが良いチームだという誤解。チームの活動は、チームとして掲げる目的や目標に支配されているといっても過言ではありません。
どうすれば目標を達成できるきか?を考える前に、どのような目標を設定するのか?を定めることに、より力を注ぐべきなのです。
意義目標(アクションの分かりやすさ:小、ブレイクスルーの起きやすさ:大)
例)日本全体のチーム力を高める。
成果目標(アクションの分かりやすさ:中、ブレイクスルーの起きやすさ:中)
例)10万部売る
行動目標(アクションの分かりやすさ:大、ブレイクスルーの起きやすさ:小)
例)「チームの法則」を、事例を交えて分かりやすく伝える本をつくる


Boarding

チームの4つのタイプ
サッカー型(環境の変化度合い:大、人材の連携度合い:大)
野球型(環境の変化度合い:小、人材の連携度合い:大)
柔道団体戦型(環境の変化度合い:大、人材の連携度合い:小)
駅伝型(環境の変化度合い:小、人材の連携度合い:小)
チームの流動性固定性
ーメンバー選びは出口にこだわる=流動的なチーム
ーメンバー選びは入り口にこだわる=固定的なチーム


Communication

「チームにはコミュニケーションが多ければ多い方が良い」ではなく、「チームのコミュニケーションは少ない方が良い」
ルールの4W1H
what:設定粒度
who:権限規定
where:責任範囲
how:評価対象
when:確認頻度
「チーム内のコミュニケーションは簡潔な方が良い」ではなく、「チーム内のコミュニケーションに無駄があっても良い」
人間は自分のことを理解してもらおうとしているうちは相手から理解されず、自分が相手のこと理解しようとした時に、相手から自分のことも理解される。
コミュニケーションがうまくいかない理由は多くの場合、「自分と他人は同じ」という前提でコミュニケーションを取ってしまうことにあります。
心理的安全性の4つのポイント
率直質問:聞いてもいいんだ
失敗共有:間違ってもいいんだ
発信促進:行ってもいいんだ
反対意見:人と違っていいんだ


Decision

意思決定方法は、必ずしもどれか1つが優れているというわけではありません。
独裁vs多数決vs合議
独裁:納得(小)、時間(短)
多数決:納得(中)、時間(中)
合議:納得(高)、時間(長)


Engagement

「プロはモチベーションに左右されない」のではなく「すべてのチームメンバーがモチベーションに左右される」
エンゲージメントを高めるための4P。
Philosophy:理念・方針
Profession:活動・成長
People:人材・風土
Privilege:待遇・特権
エンゲージメント=報酬・目標の魅力:WILL×達成可能性:CAN×危機感:MUST
まずは、メンバーに何に共感してもらい、モチベーションを生み出すのかを明確にしてください。そのうえで、チームの中に共感を創造し続ける仕組みを埋め込んでください
リピート率を成果目標に設定してからは、プロジェクト終了後のフォローにコンサルタンたちが力を入れるようになりました。

いただいたサポートは本の購入費用に充て、みなさんの新しい知識・視点の発見に少しでも寄与できればと思っています!