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窯元に行く

その器を観たときに静かな衝撃を受けた、その厚み、なんだろう、大ちゃんからいろいろ話を聞くうちに、自分のなぜなぜが少しずつほどけていくのが分かった、その器にあるのは、1民藝、シンプルな形と深みのある色、より自然で無駄がない、2奥さんが作る料理を載せる器、実用性、暮らし、3アンティーク、世界の食の歴史と文化、4その土地、土や鉱物や植物、例えば藁の灰を使う、あと、海、山、風、5全ては暮らしがベースであること、決して商売が先にこないこと、これら5つが重なりあってできている、その厚み、ぼくは圧倒された、HPには民藝、河井寬次郎先生の言葉が引用してあった、「暮らしが仕事、仕事が暮らし」、窯元の基本理念みたいなことだと思う、ぼくもそう思うし、そこを目指したい、これからの商売のことを考えるとき、最近思うのは、こだわりの美味しいものを食べても、そのときはそのときで楽しいかもしれないけど、そこにお金を使うことって本当に必要なの?、と最近思う、ぼくはお金を払ってただ美味しいものを食べても最近ピンとこない、それよりも美味しいものを食べる先にある何か、奥に潜む何か、をいつも探している、求めている、その何か、それは例えば、その土地だったり、そこの文化だったり、人の暮らしだったり、そこを感じた時に、ぼくはワクワクして学ぶのだ

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