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母はアスペルガー症候群なのか?

心理学と私の経歴

私は大学時代スクールカウンセラーになることを目標として臨床心理学を学んでいた。

結論から言えば私は、在学中に発症した姉の精神疾患を間近で支えた経験から、カウンセラーは仕事にするには向いていないと感じ、認定心理士だけを取得してアパレルの販売員になったのだが、大学で学んだことはとても人生において大きな収穫があった。

自分の生活のなかで感じていた違和感や、今なら名前がつくであろう精神疾患の状態が紐解かれていき、誰にも理解をされないからと思って話してこなかったしんどい経験を自分で消化することができたからである。

子育てをする中で再確認した母の不思議

娘を育てるにあたって母に娘を見ていてもらったりするのだが、自分が幼少期に感じていた母への違和感をここにきて嫌と言うほど再認識している。

娘の伝えようとしていることが伝わっていない。

これは娘の親である私より伝わらないのは当たり前と思っている前提なのだが、私の母より義母の方が会う機会は圧倒的に少ないのに娘の意図を汲み取ってくれることで違和感を感じた。

臨機応変ができない

特に赤ちゃんの頃というのは何事にも「臨機応変」でないとできないことがたくさんある。

たとえば、頭の中では今からミルクをあげて、お風呂に入れて、着替えさせて、またミルクをあげて、寝かせて…と計画を立てていても、赤ちゃんがうんちをすればそこにオムツ替えが入ってくる。1度で済むとは限らない。そういった小さなことでも、手順が狂えば母は焦るのだ。

それが例えばお宮参りにいく、などと人を巻き込んでのイベントになれば尚のこと大変だった。

私は赤ちゃんメインで予定を組んでいるし都合はそれによって変わることを周りにも伝えていたが、全部を決めてから実行したい母にとっては難題であった。

責任感が人一倍強い母は、粗相がないようにしなくてはならないという強い思いから私が何度も帰る予定についてこられなくてパニックになっていた。

里帰り中何度もそういうことが起こり、ときにヒステリーを起こす母の元ではもう娘の面倒を見ること以上にしんどさを感じて当初の予定よりだいぶ早く里帰りを切り上げて自宅へと帰った。


大学で学んだ知識はだいぶ抜けてしまっているのだが、今いろんな状況を頭で整理して母のことを考えるとアスペルガーであることが濃厚になってきた。

まずは在学していた頃の自分の恩師に相談して私自身がアスペルガーについての知識を深めようと思う。

そしてその上で確信に近づいたとき、本人に伝えるべきなのかどうかを判断していきたいと思う。

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