見出し画像

子育ての解決の糸は意外と身近にあった話

最近の悩みとしては、5歳の娘の朝の準備がなかなか進まないことだ。

ご飯も何も私が言わなければ1時間半経ってもまだ食べているし、「次は歯磨きだよー」と声をかけて返事をした後もふらふらっと遊んでいたりする。

そんな娘の様子を見ていて、頭の中の空想に気を取られているなぁと感じるようになった。

1日3度もあるご飯に毎回1時間半かけていれば私も到底世話しきれない。集中して食べてほしくてテレビなどの見えないところで食べたりもしたのだけど、テレビがなければ自分の指で遊び出すし大した効果がなかった。

いつも返事をしては頭の中の空想が広がってそちらに気を取られて本来すべきことを忘れてしまう。

噛む数を数えながら食べさせてみようかと試みた事もあったが、それでは食事が作業になって楽しくない。
確かに食べるスピードアップはするがなんだか違う。困ったなぁと思っていた時だった。

同じタイプの大人が近くにいた

まさかだった。
その空想の話を私の姉に話した時、「わかるわぁ、私もそうだったもん」と言われたのだ。

わかる?!わかるのか!!?

私は効率重視してなんでも早くしたくなるし、空想を広げるというのが意図してない時には起こらない。だからびっくりした。

姉が言うにはこうだった。

・生活をしていると刺激が多すぎる
・気を遣わなければならないことが多すぎて疲れる
・空想中は自分の世界にどっぷり浸かれて癒しの時間である

らしい。

そして、その空想の時にこちらの世界に戻るのには無理があり、労力がいったりなかなか戻らなかったりする。

特に朝はこれからいろいろ気を遣わなければならない世界に繰り出すための充電時間なのだそうだ。

確かに朝よく空想に耽っている感じがする。

それを聞いて以来私の中の意識が変わった。

前は私が話すことを無視されているようで嫌だったのだが、あぁ今は充電時間なんだなぁとちょっと見守るのができるようになったのである。

私にとっては大きな違いだ。

イライラするばかりでなく、娘の時間も大切にしようと思えた。


子供は自分の状況をうまく話せない


娘自身も私を無視したいわけじゃないし、でも空想の世界には自然と入ってしまってなかなか出てこられないのをなんとなくわかっているようだった。

しかし、やはりその状況を娘と直接私が話しても理解するのは到底難しいことだっただろう。

同じタイプの人が身近にいて私はラッキーだったと思う。
言語化するのがうまくなった大人から聞けて理解が深まったし、対策も考えられるようになった。
これは大きな成果だ。

もしまた娘のことで悩んだら、大人の知り合いで同じようなタイプがいないか探してみたら解決の糸口が見つかるのではないかと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?