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ドライジンの共演          タンカレーNO.10 とプリマスジン

今日は下高井戸のバーハリーズにやって来ました。

こちらは僕が普段もっぱら生活をしている下高井戸にあるバーです。

開業は1998年で昨年25周年を迎えました。地元にしっかりと根付いているバーなんです。

そしてここは本格的なオーセンティックバーです。都心ならいざ知らずこのような郊外の住宅地で本格的なバーはなかなか珍しいと思います。

僕はここを普段使いさせていただいております。何と言っても徒歩圏内にこのようなしっかりとしたバーがあるということは、本当に幸せなことです。
下高井戸は幸せな街です。
そして終電を気にする必要もないというのもありがたいことです。酔っぱらってドロドロになってもなんとか歩いて帰れますからね。(笑)

さて今日もハリーズにやって参りました。バーテンダーのりゅうちゃんこと小岩さんが迎えてくれます。

一杯目は、一杯目あるあるパターンのジントニックを頼みます。
りゅうちゃんお薦めのタンカレーNO.10のジントニックにしました。
さすが、タンカレーNO.10 がベースになっているだけあって、シトラス感のあるすっきりした味わいに仕上がります。
りゅうちゃんがNO.10の良さをしっかり引き出してくれています。

ここでふと思い立ちました。プリマスジンのジントニックと飲み比べてみたくなりました。

プリマスジンは昨年、このハリーズでちょっと流行りになったドライジンなんです。このジンがハリーズのバックバーの奥に潜んでいたのをやっさんだったかなあ、ふっかだったかなあ、どちらかが見つけ出して「これは美味い」と飲み始めたのがきっかけでした。
二人とも30代後半の男性でハリーズの常連の素晴らしい飲み手です。
僕もこのジンは英国海軍御用達のジンということで興味を持っていたものであったにもかかわらす、過去にそれほど飲んだ経験もなかったので、喜んで飛びついて、やはり「美味い、美味い」と飲み始めました。
僕の場合はどちらかというと、あの大英帝国海軍のジンというイメージ先行で飲んでいた感はあります。

さて、プリマスジンのジントニックが出て参りました。飲んでみるとタンカレーNO.10 と比べて、ジュニバーベリーなどのジン特有のフレーバーが強い気がします。シトラス感は少ないです。少し重い感じもします。

向かって右がプリマスジンとプリマスジンのジントニック。
左がタンカレーNO.10とそれで作ったジントニックです。
こちらは飲みかけです(;^_^A

そんな感想をりゅうちゃんに伝えると、
「そうですね。NO.10 の方がやはりさわやかなシトラス感を感じるでしょうね」
と返してくれます。

ここで今度は、二つのジンをストレートで味わってみたくなりました。
ジントニックをどちらも飲み終えて注文します。

冷凍庫でキンキンに冷やされた二つのジンが出て参りました。
飲み比べると、違いが分かりやすくなります。
タンカレーNO.10 はフローラルな香りのシトラス感があります。クリーンですっきりした舌触りです。さすがプレミアムジンですよね。

一方でプリマスジンはシトラス感は少なく、その分前面にジュニバーベリーなどのジン特有のフレーバーが出てきてます。
舌触りが重く、NO.10のようなすっきり感はないです。
そしてほのかな甘みが舌に残ります。
なんだろう?この甘み?
オランダの「ジュネヴァージン」に通じるものがあるようにも感じられました。

こころみむほのかにゆゑにわきあるをなごりの香にぞ心やすらふ 

それぞれのジンの風味を試してみようよ
ほのかに違いがあって
そして飲み終えた後も
しばらくその余韻に心をとどめて楽しめるよ


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