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「死ぬくらいなら辞めればいい」これっておかしくない?

僕が鬱で苦しんでいた時、誰かのブログか何かで「逃げてもいい、逃げる事は生きる事だよ」「死ぬほど辛いなら辞めればいい」と書いてあった。
その当時の僕からしたら、その言葉はとても僕の心にストンと落ちた。
でも、鬱も回復し始めている今の僕がもう一度その言葉を聞いてもきっとストンと心には落ちないだろう。

確かに、逃げる事で命は助かる。
でも逃げた先に何があるというのか。
最近はよく「働きすぎ」「パワハラ」「いじめ」などといった事で自殺をする方のニュースが毎日の様に流れる。
大企業だからホワイトなんて事もないんだなぁって事が今の世に生きる人も理解してきていると思う。
しかし、就職活動の時はみんなこぞって大企業に行きたがる。

理由は簡単
親や周りの目があるからだ。
そして、入社して、上司からのパワハラ・職場でのいじめなどで人が死ぬ。

その時によく言うのは「自殺をする前に辞めるという道はないのか」だ。

確かに昔の僕だったら同じ事を言うと思うけど、一度就職すると、「辞める」と言う事がすごく難しいことに感じる。
そして辞めた後に待つのは、あの就職活動だ。

別に、パワハラやいじめに耐ろ!なんて言うつもりもないし当事者からしたら早くこの現状から抜け出したいよね。

分かる、その気持ちは僕はすごく分かる。

元に僕も逃げたしね。

確かにあの当時の僕にとって逃げる事が唯一の生きる道だった。
逃げた後の事なんて考える暇もなかった。
生きるか死ぬか
どちらかだった。

だから言わせて欲しい。
今辛い事が起きて、もうダメだ。
と思ってる人は一度でもいいから誰かに相談してみて欲しい。
一度手放した物はそう簡単には元どおりにならないよ。
勿論、命が何よりも大切なのは確か。
でも、学生のうちならまだしも社会人になればなるほど今の地位や大企業・中小企業といったものに束縛される様になる。
そしてそれを手放すとそう簡単には元の形に戻す事はできない。
だから、「死ぬほど辛いなら辞めればいい」なんて言葉は真に受けてはダメだよ。

死ぬほど辛いなら、親でも友達でも誰でもいいから相談すればいい。
自殺するより勇気はいらないと思うから。

あと1つ言いたいのは、仮に辞めた場合は
きっと俺・私何やってんだろ、、、
って言う気持ちになる人もいると思うけど
あなたの事を大切に思う人にとっては貴方が生きてくれてる事だけで満足。

その事を忘れないで欲しい。

はぁ〜ほんと生きるって難しいよね笑

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