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【まぐれ】は無い~結果から目的を考えるって大切~

こんにちは。Ryosukeです。
リハビリテーション専門職として患者さんや対象者さんに対して、
心身の回復に対するアプローチについて考える仕事をしています。
今日もお疲れ様です。

今回は「【まぐれ】は無い~結果から目的を考えるって大切~」をテーマに書いていきたいと思います。
木曜日・・・というかもう金曜日ですね。
金曜日にしては重いテーマかな・・・。

私の働く病院では4月に新人さんを迎え、
新人さんが担当している患者さんの治療場面に、
一緒に参加しながら、
よりよい治療をしていくためにはどう考えたらよいのか。
お互いディスカッションしています。

そんな中で気付いたことについてシェアしていきたいと思います。

結果がでた・・・けど、何で?

まさに今日の出来事。

脳梗塞で左半身不随の患者さん。

左腕は何とかテーブルから浮かせられる程度。
指はグーパーができる。
でも患者さんは、そんな左腕に普段は中々意識が向かず、
動かせるはずなのに動かそうとしない。
そのような症状があります。

治療では、腕や指が、
どのような道具を使っていくと動いてくれるのか。
それを考えていきます。

今日の新人さんの治療では、
テーブルの上にあるゴムボールを、
左手で動かさないように押さえておき、
右手ではお手玉を1つ1つ箱から出していく。

つまり、両腕で別々のことを行う課題を考えてきていました。
患者さんは、
右腕に意識が集中しすぎると左腕が脱力してしまうため、
左腕にかなり意識を向けるようにしていました。
ふだんはそんなに左腕に意識を向けないためか、
リハビリ後は、へとへとでした。
それでも、リハビリ後には、左腕で頭が触れるようになりました!

何が良かったの??まぐれ?

新人さんに聞いてみました。
「なんで、あの課題をしようと思ったの?」
新人さんは答えました。
なんとなく、左腕のリハビリになるかなと思いました。」

私がなぜ新人さんにこのような質問をしたのか。
それは、治療がとても効果的なものだったからです。
ただ、それをする目的を、
新人さんが理解しているようには見えなかったからです。
でもそれを理解することは、実際に効果が出ていたので、
そこと結びつけておく必要があると感じました。

もったいないですよね?
自分が出した効果を、
自分が認識していない
なんて。

結果から目的を考える事って大切~【まぐれ】は無い~

「何となく」でも「結果」が出たという事は、
何らかの効果的なポイントがあったという事です。
そこを掘り下げて、
そもそもなぜそれをやろうと思ったのかを認識しないと、
再現性が無いものになってしまいます。
タダの「まぐれ」になってしまいます。

「まぐれ」というのは、
いい結果が出たときに、
その結果を出した人が、
なぜその結果が出たのかを分析することを放棄した状態
だと感じています。


「結果」には必ず「理由」があります。
それを意図的に創り出すには、
「目的」を持っていた方がイイんじゃないかな~と感じています。

今回は「【まぐれ】は無い~結果から目的を考えるって大切~」というテーマで書かせていただきました。
今回の1枚は、izuming0821さんにいただきました。ありがとうございました(^_-)-☆

それでは今回もご覧いただきありがとうございました。
では、また明日(^^)/~~~

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