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みちくさ

あの頃は

いつも少し 離れて歩いた



背中に付いた あったかい目

わたしの いつもの 道草に 

足を止め ゆっくりと振り返る


それが たのしくて うれしくて

わざと何度も やってしまう



なんにも言わず 歩きはじめる背中

後ろ手を組んだら もうすぐ


チョウチョみたいに ひらひらしたのが合図

わたしは その手をつかまえる


Ayumi☽

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