ロスジェネ世代のための転職準備のススメ Vol.5 podcast+図書館 で無料で学ぶ
就職で苦しんだあげく、金ない時間ない能力ない、と転職を諦めているロスジェネ世代に、現状打開をしてほしいとの思いで始めたコラム。
前回は、歩いたり走ったりしている間にpodcastを聴き、そこで紹介された本の中で気になったものを図書館で入手して移動の電車で読む、これだけで知識、教養は格段に高まる、ということを紹介した。
今回はこれをもっと具体的に、恥ずかしながら私の事例を紹介することで、説明したい。
【ラジオ局、新聞社、雑誌などのpodcastをまんべんなく聴く】
iphoneのpodcastの2倍速が有効であることは前回説明した。
あまたのpodcast番組の中で何を聴いているか。
私は、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、NHKラジオ、J-WAVE、TOKYOFM、ラジオNIKKEIといったラジオのニュース番組、報道番組、ビジネス番組をまず聴いている。
さらに、朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞といった新聞社の番組。
プレジデント、ハーバードビジネスレビューといったビジネス雑誌の番組。
KIQTASという独自の番組。
これで大半を占める。
TBSは一部podcastにはない番組もあるので、それはラジオクラウドで聴いている。
さらに、youtubeの中にもTOKYOMXのビジネス番組、独自のyoutube番組、趣味のラグビー番組などがあるので、それをアプリで取り込んで聴いている。
これを選択し、ダウンロードし、聴くだけで結構な時間になる。
仕込みは随時しておいて、聴くときはネットがオフの環境でも聴けるようにしている。電車の中、ランニング、ウォーキング、、。
荻上チキSESSONなど、番組を聴くだけで非常に有益なものもある。以前はストリーム、デイキャッチなどもそうだった。Digも。
さらに、これらの番組の中で、本の宣伝の意味もあって、著者がインタビュー番組に出る。
その著者に、本に興味を持ったら、その本の名前をメモしておく。
【podcastで紹介された本を複数の自治体の図書館で予約して借りる】
メモした本を、どこかのタイミングで、図書館のHPを開く。
図書館は、あらかじめ登録しておけば、本が予約できる。
私は千葉県住まいで東京都に通っているので、地元の市の図書館と、東京の千代田区、中央区、港区、文京区の図書館は住まいや勤めの制限なく利用できる。
それ以外の区はその区に居住もしくは勤務、隣接自治体に居住が条件。
図書館は通える範囲であれば、多ければ多いほど予約する本の数が増えて便利。
「通える範囲」というのがみそで、ここで交通費を使っていては意味がない。会社の通勤定期の範囲で、というのが条件だ。
さらに言えば私は市民ランナーなので、普通の人よりは移動範囲が広い。2キロ先の図書館であれば利用可能。
上記の区は数か所図書館を持っているので、どこかしらは会社もしくは定期の駅から2キロ以内。使えるのだ。
【メールで到着を知らせてくれるので、昼休みに取りに行き、返し、借りる】
予約した本が自分の順番になると、メールで届いたことを教えてくれる。
そうしたら一週間以内に取りに行けばいいのだ。借りている本もそのタイミングで返す。
昼休みはほとんどその移動で終わる。
これを時間の無駄と考えるかどうか。
当然移動中はpodcastを聴いているし、夏以外は靴をランニングシューズに履き替え、ジョギングで行く。
身体も使うし、頭も使って移動して、新たな本を入手するのだ。
昼食は妻の弁当を10分で食べ、50分でそれを実行。
また電車の中で本を読む。往復1時間10分ほど。もちろん時間があれば家でも読む。
この間かかった費用と言えば、iphone代と、すり減ったシューズの替えくらいだろうか。
これをここ10年繰り返し、随分学ぶことができた。蓄積だ。
月平均20冊、年間250冊はいろんな本を読んでいる。
先ほどの紹介本の趣旨から、新刊の占める比率が高い。
「いま」の状況にはそれなりの知見を持つことになる。
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