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離島に子連れで母子移住する方法。

昨年の秋、家族旅行で奄美大島を訪れました。LCCのバニラエアで飛び、宿泊はAirbnbを利用して3泊4日。空港から車で10分ほどのビーチからエントリーしてウミガメに会えるこの島。

「いつかここに住めたらいいね」

実現可能性のないこととして、オットと話しながら東京に戻ったあの日が嘘のように感じられます。

その後、離島への移住を本気で考え始めたきっかけは種子島の宇宙留学に親子留学制度が整ったと知ったこと。東京での受験中心の教育のあり方に違和感を覚え、1〜2年だけ離島で生活してみたい、そう思ったのが始まりでした。

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いろいろと情報を集めているうちに、このような留学制度が日本全国にあることを知りました。多くの自治体で月に3万円ほどの補助が出たり、安く住居の提供があったりするのですが、その体制は地域によって大きく異なります。

そして奄美大島でも、大和村、宇検村、瀬戸内町で親子留学を受け入れていることがわかりました。「どうせ行くなら奄美大島がいい!」単純にそう思って奄美大島の留学制度について情報をかき集める日々が始まったのが10月の半ば頃。(種子島より海で泳げる期間が長くて、沖縄よりも素朴な感じに惹かれています)

また今回、ただ移住するのではなく留学制度を利用したいと思ったのにはいくつか理由があります。

・住宅を紹介してもらえる
(地域によっては家賃補助があることも)
・受け入れの学校が留学生に慣れている
・移住者を受け入れる土壌がある
・数万円の補助金がある

などなど...メリット多し。しかし、奄美大島では種子島や屋久島とは異なり、期間を定めていません。その温度感はより「移住促進」としての色を濃く感じるものとなっていました。

1〜2年で一旦東京に戻るつもりで考えていた種子島や屋久島の時よりも、奄美大島の場合はちょっと気合いを入れて検討する必要がありそうです。

移住促進としての親子留学の受け入れ。これはつまり現地が過疎地であることとイコールです。Googleマップとにらめっこしながら、現地で生活する自分を思い描いてみました。1番のネックは希望する職種での定職をみつけるのが難しそうだということ。奄美大島は大きな島なので、移住サポートもしっかりしていて、求人情報等もインターネットで閲覧することができますし、他の離島と比較すると移住の準備が進めやすい島だと思います。それでもやっぱり空港や中心部から離れてしまうと、移住したのちの生活をイメージするのは、正直なところなかなか困難でした。

そうこうしているうちに出会ったのが「地域おこし協力隊」。これは都市部に住む人が人口減少や高齢化等の進む過疎地に移住し、その地域の活性化を図る活動をすることを目的とした総務省管轄の制度で、ひとりあたり年間400万円が総務省からその地域自治体へ特別交付税として支払われます(最大3年間)。隊員は自治体より協力隊を委嘱され、自治体から給与または報酬という形で収入を得て、多くの場合で住居の提供や家賃補助等も受けることができます。

詳しい情報はJOINでどうぞ。

そう、そしてこの「地域おこし協力隊」を奄美大島でも募集していることに気づいたのです。地域おこし協力隊として奄美大島に移住する...それをイメージしてみると、1〜2年で東京に戻るという選択ではなく、そのまま奄美大島に住むというイメージが意外にもすんなりと胸に落ちたのでした。

地域おこし協力隊として離島に移住する...それまでふわふわとしていた母子移住がはじめて現実味を帯びた瞬間でした。

photo:奄美大島の夕陽

#地域おこし協力隊 #移住 #離島 #奄美大島 #留学 #山海留学



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