家族で集まるのはお正月以来。

甥っ子や姪っ子はみんな大きくなり、
それぞれの生活が忙しいから

全員は集まれなかったけど、

みんなの顔を見るとホッとする。

ーーー

母は、コロナリスクが高い人だから、

我が子と会うことで
何か感染させてしまうのではと不安になり、

コロナが始まった時から
実家に帰らない選択を続けていた。

コロナが始まった時、
息子が生後半年くらい。

それから末っ子も生まれたのに、
孫との時間が極端に減る生活になった母。

可愛いしかないこの小さい時期に
会わせてあげられず、
お互いに悲しい思いをしていた。

そして、子ども達からすると、
おばあちゃんの存在が
薄くなってしまった。

特に可愛がってもらっていた長女は
会えない悲しさと戦っていた。

だけど、

ずっとリスクを恐れて
会わない選択を続けて

本当に会えなくなってしまったら。

それは後悔しか残らない。

そう思い、姉達とも話し合い、

少しずつ『実家に帰る』

という選択をし始めた昨年。

今日母をみて心から

その選択をして良かったと実感した。

弱弱しかった母が、元気になっていた。

ーーー

実家についた途端、

「あーでもない。こーでもない。」

話が始まる。うちのお決まりのパターン。

各自、自分の言いたいことを
言いたいタイミングで話す。

ひたすら話して

子どもの頃の話をして笑う。

忘れていたことを思い出す。

辛かったことも
今は笑い話となる。

母、そして私たち三姉妹は
それぞれ辛い過去があったはずなのに

あの時があったから
今こうして笑い飛ばせるんだなぁ。

姉達と昔話にふけりながら、
そんなことを思う。


あんなに嫌いだった家が

今は帰ってくると
ホッとすると思える場所に変わっている。


環境も自分もどんどん変化していく。

それを味わうことは
本当面白く、幸せだな。

そんなことに気がつけるのも

今日も命あり、
無事に実家に帰れたから。

そして、家族もみんな
元気でいてくれたからできたこと。

小さな奇跡の連続に感謝します。

Mayumi🦩

#あの選択をしたから

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