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冬が旬!白菜を美味しく食べる方法

こんにちは

寒さが増し、お鍋が美味しい季節がやってきました
お鍋の具材として、思い浮かぶのは白菜ですね!

冬の鍋物には欠かせない白菜ですが、
1/4や1/2にカットされたものでも
使いきれずに残ってしまうことがありますよね

また、白菜の美味しく食べる方法をご存知ですか?

実は白菜は内側から食べることで、
最後までおいしく楽しめる野菜なのです

その理由として、栄養が関係しているそうですよ

白菜とは

白菜(ハクサイ)
(白菜、学名: Brassica rapa var. glabra 'Pe-tsai' )は、
アブラナ科アブラナ属の二年生植物であり、
中華料理の代表的な野菜の一つです

日本では冬の野菜として好まれ、
多く栽培・利用されています

英名ではChinese cabbage(チャイニーズキャベツ)
といわれるらしいです
直訳すると中国のキャベツですね

正確には白菜をはじめ、
チンゲン菜やパクチョイなど
いろいろな中華野菜を指します

これは中国語の白菜が大白菜や小白菜など
いろいろな野菜の名前に使われているからだそうです

最近では日本語の白菜を、Napa cabbageやHakusaiなどと呼び分けることもあるようです
菜っ葉という名称はここからきているそうです

11月〜2月が旬で、低カロリーで栄養価が高く、
漬物や鍋物など料理の幅も広い事から、
旬の季節は特に人気の野菜です

白菜は内側から食べるのが正解?

白菜を買ってきたら、内側から使うと美味しい、
それは栄養が関係していると
冒頭でお話しいたしましたが、

なぜ内側から使うと美味しいか
詳しくお話しいたします

白菜は収穫後も成長している

白菜は白菜は生命力が強く、
収穫後もカットしても成長する野菜だそうです

根を切り取られた後も、
外側の葉から成長点のある内側の中心部に、
栄養を送り続けます

白菜の成長点は内側、芯の上にあります

1/2カットの白菜を購入した後、
外に放置しておくと真ん中が盛り上がってくるのは
成長しているからです

成長させるために養分が集中している部分ですから
栄養価や糖度、旨味が最も高い部分です

外側の葉は内側に栄養を送り続け、
どんどん旨みが抜けて美味しくなくなっていきます

内側を残して外側から使っていくと、
いつも栄養が抜けて旨みが落ちた葉を
食べていることになってしまうそうです

したがって、内側から食べることで、
外側から内側へ栄養を届ける必要がなくなるのです

つまり、外側に栄養や旨味がとどまるので、
最後までおいしく味わえるという訳なのです

内側の柔らかくて甘い部分を
新鮮なうちに味わえるといった利点もあります

しかも栄養を送った外側の葉はしおれて
スカスカになってしまうので、
内側から使うようにすると良いそうです

白菜を栽培する農家さんも、
白菜を内側から使うと、
最後まで新鮮に美味しく食べられます、という
ツイートを見たことがあります

中心部の若い葉をまず食べると、
成長点が切り離されるので
外側の葉の栄養分が奪われるのを防ぐことができます

白菜の黒い点の正体は?

白菜の葉や芯についている黒い点のようなものが
気になったことがある方、多いと思います

一見、カビのようにも見える黒い点の正体は、
病気でもカビでも、もちろん虫でもなく
実はポリフェノールなのだそうです

ポリフェノールとは植物特有の成分で、
苦味や渋味、色素の元となるもので
植物が光合成をするときに作り出される成分でもあります

緑茶に含まれるタンニンやブルーベリーに含まれる
アントシアニンなどは有名なポリフェノール一種です

ポリフェノールの効果は、血圧降下や殺菌作用、
そしてよく言われているものとして
抗酸化作用があります

白菜の黒い点は、正式には“ゴマ症”と呼ばれるそうです

白い葉や芯に、ごまのような黒い斑点が
散っていることから付けられた名称で、
“症”とは言うものの、病気ではありません

そしてゴマ症のごまの部分はポリフェノールであるため
食べても問題ありません

白菜の保存方法

丸ごとの白菜と、カットした白菜では、
保存の仕方が違います

・丸ごとの白菜の場合

丸ごとの白菜は、1玉を丸ごと新聞紙に包み
冷暗所(または野菜室)で立てた状態で保存します

芯の部分が下になるようにして
外側の葉から使います

芯の部分に爪楊枝を刺したり
芯に包丁で切れ目を入れるなどして
成長点を止めることも有効です

・カットした白菜の場合

カットした白菜は
1/4なら斜めにそぎ落とすようにし、
1/2なら三角に切り取ります

白菜を最後までおいしく食べ切るには、
買ってきたらまず芯を切り取ると良いそうです

内側に栄養を送る必要がなくなるので、
栄養成分が残りやすくなり、味も落ちにくくなります

残った外側は、水分が飛ばないよう
ラップで包み、冷蔵庫で保存します
内側の葉→外側の葉の順に使うと長持ちします

切り口の色が変わらないうちに
食べ切るようにしましょう

冷蔵庫で1週間ほど保存できます

白菜の最適な保存温度は0度〜5度なので、
野菜室ではなく冷蔵庫に入れるのがオススメです


部位によって味も食感も変わる

白菜は部位によっても味や食感が変わるそうです

白菜は、一番外に近い方は緑が濃く、
繊維が太くて硬く、軸の部分もしっかりしています

この部分は軸を細切りにしたり、
そぎ切りなどにして炒め物にすると
シャキッとしておいしく食べられます

内側の緑の葉の部分は厚みがあり、
煮込んでも崩れないので鍋物に向いています

また、軸の部分はやわらかく甘みがあるので
油揚げや鶏肉などと煮ると白菜の旨みが生きます

もっとも内側の黄色い中心部は、
グルタミン酸が外側の葉の14倍も含まれていて、
繊維が少なく最も甘みがあるそうです

ぜひ生でサラダにして食べてみましょう
食感はシャキッとして口いっぱいに甘みが広がります

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

今がもっともおいしい白菜です

これから年末年始にかけて、
すき焼きを食べられる方が多いと思いますが
甘辛い割下で煮込んでクタクタになった白菜は
絶品ですよね♪

そのほかにもクリームシチューに入れたり、
炒め物に使ったりサラダにしても美味しい
万能の野菜です

風邪予防のビタミンCや
抗酸化作用があるといわれるイソチオシアネート、
葉酸やビタミンKも含まれる栄養優等生の白菜を
上手に食べ切りましょう◎

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