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この闇と光/服部まゆみ





積読本📚の中から、服部まゆみさんのゴシックミステリー小説
「この闇と光」を拝読しました📖´-
(2023,7,9 読了)


写真を撮る前にバイトの子に貸し出してしまったため、今回はお借りしてきた画像です👉🏻👈🏻💦




久しぶりのミステリー小説です。
本書はLINEオープンチャット”読書会すみれ”のビブリオバトルで紹介され、メンバーさんの中でハマる人が続出した作品です。
すみれのメンバーさんがそこまで言うならばと密かに購入し積読していました。


先日参加した”福岡のんびり読書会”のテーマが「ミステリー」だったので本書をこのタイミングに拝読することにしました。
服部まゆみさんの作品はお初。
正直この作品は感想を書くのが難しい。
何を言っても作品の面白さが損なわれてしまいそうで。
読書会の中でどのように紹介すればいいのか困惑していたのですが、参加者さんの中に既読の方がいらしてフォローしてくださったので、なんとかご紹介できました。
その場で直ぐに購入してくださった方がいらしたので、プレゼン成功と言ってよいでしょう。




さて、先にも言いましたようにこの作品に関しては何も言えることがありません。
なんの情報もなく拝読していただいた方が楽しめる作品です。
それでも敢えて何か言うとするならば、美しい文章にゆるゆる惹き込まれていくのですが、途中少し違和感を覚えます。
その違和感が何か分からないまま読み進めると…
気付いた時には抜け出せなくなってしまい、読む手が止まりませんでした。
私が以前どハマりした「フランケンシュタイン/メアリー・シェリー」と世界観が似ている様な気がします。
これ以上書くと面白さがだいぶ半減してしまいそうなのでこのくらいで。




とにかくね、服部まゆみという作家と出逢えて良かった。
既にお亡くなりになられているのが本当に残念ですが、だからこそ文章に重みと深みが増しているようにも感じます。

「神の意志はランダム」



神は自分の中に在ると思っていますが、自分の内の声(神の声)と信じているものが実は誰かの都合の良いように翻弄されているだけなんてことが結構あるのかもしれません。
真実がどこにあるかきちんと見えているのか、理解出来ているのか、今一度自分の内の声と対話する必要性を感じます。



服部まゆみさんの作品は、心に良い意味でしこりを残して物語の余韻の波にぷかぷかと浮かんでいるような読了感でした。
他の作品も拝読してみたいと思ったので、本作と同じく佳嶋さんが装幀を手がけている「一八八八 切り裂きジャック」も追加購入しました。
佳嶋さんのゴシックな雰囲気のイラスト好きなんです。
ビアズリーや楠本まきさんの雰囲気と似てて。
服部まゆみさんの作品と佳嶋さんのイラストもとてもマッチしています。



さ、次作の「一八八八 切り裂きジャック」はなかなかのボリュームです。
少し心を落ち着かせてまた服部まゆみさんの世界に浸りたいなと思います。











佳嶋さんのnote


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