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食の達人たち/野地秩嘉





10月最初の1冊は、積読本📚の中から野地秩嘉さんの著書
「食の達人たち」を拝読📖しました。
(2021,10,2読了)




食に関わる人々の感動ストーリーをまとめたノンフィクション。
菓子職人、名店の料理人、酒蔵の社長などから語られた18のストーリーは、それぞれに深い感動が潜んでおり度々目頭が熱くなりました。


私の中で野地秩嘉さんは、信頼ある執筆家のおひとり。
野地秩嘉さんの著書は感動はもちろんのこと、とにかく人が好きだということも伝わってきますし、野地秩嘉さんが選ばれた方々もまた人が好きで仕事に対しての想いが熱く、一本筋が通っているので学びも多くあるのです。




本書では17店舗と酒蔵が紹介されています。
紹介されているお店のストーリーを拝読すると、どこも行きたいと思わされます。
ただ、去年からのコロナ禍により本書で紹介された店舗や酒蔵は残っているのかと少し不安になり調べてみました。



残念ながら2店舗は閉業されていました。
世界一の日本料理店とまで言われた「京味」さんと、東京のふぐ料理といえばここと言われていた「三浦屋」さん。
しかし、閉業されたのはコロナ禍よりも前でした。
ご主人が亡くなられたりやむを得ない理由での閉業でした。



本書で紹介されているお店は、コロナ禍になんて負けないんだということがわかり、なんだか一安心した私がいます。
人々に長く愛され、逆境にも負けず今でもお店が続けられる要因は多々あるでしょうが、その根底にあるのは人が好きという想いではないかと思います。



野地秩嘉さんは本書でまだ2冊目ですが、やっぱり学ぶことが多い。
そして、サービス業というものが益々好きになりそうです。
私はまだまだ未熟だけれど、本書から学んだことを糧にして、少しずつ成長していきたいものです。




野地秩嘉さんの著書は、サービス業の方にはもちろん手に取っていただきたいのですが、人生の指南書にもなるかと思いますし、感動を味わえると思いますので色んな方にお勧めしたいです。




あぁ。。。
でも、麻央ちゃんのお通夜に杖をつき泣きながらお弁当を届けた熱き男、「京味」のご主人が亡くなられお店が閉業してしまったのは今更ながらショックです。












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