購入本の中から、オノ・ナツメさんの漫画
『ACCA 13区監察課』(2024,3,10〜4,4 読了)
『ポーラとミシェル(ACCA 13区監察課番外編)』(2024,4,14 読了)
『GENTE〜リストランテの人々〜』(2024,3,20 読了)
『どこかでだれかも食べている』(2024,3,11読了)
拝読しました📖´-

読書会でご紹介されたのがきっかけで初めましてオノ・ナツメさんの作品を知りました。
ご紹介されていたのは私が拝読した作品とはまた別なのですが、話の流れで『ACCA 13区監察課』の話が出ていて気になったので帰りにBOOK・OFFに寄ってみたら…
『ACCA 13区監察課』が3巻までだけどあったんですよね。安価だし軽い気持ちで購入して帰宅後拝読したら、これがまた面白い！
ということで、スグにオンラインBOOK・OFFでオノ・ナツメさんを検索して『ACCA 13区監察課』の続きと他の作品で気になったものを購入。

ACCA 13区監察課

架空世界が舞台。
13区からなる国の平和を守る組織ACCA。
その中の監察課に所属する『もらいたばこのジーン』ことジーンが主人公です。
世界を揺るがす陰謀、組織に生きるそれぞれの人生、ユーモラスでミステリアスな物語。


ゆるゆるな雰囲気のジーンがいいんです。読者もゆるゆると読める。
周りにいる登場人物も魅力的な人が多くて、とても楽しい。
だからといってただホワホワしたお話かというとそういう訳でもなく、ピリッとしたスパイシーなお話もあり、謎めいていて次の展開が気になるような要素もあります。

13区からなる架空の世界は一見平和そのものなんだけれど、それは本当にユートピアなのかはたまた実はデストピアなのか。
戦うような描写やグロい描写が一切ないというのも私好みでした。何回でも読み返したくなるので購入して大正解。

ポーラとミシェル

『ACCA 13区監察課』の外伝です。
ACCAに所属するライバル同士のオトコたちの家族と2人の娘たちの物語。
本編では脇役だった人たちの背景が伺い知れるのがまた楽しい。
家族の在り方、友情を超えた少女たちの成長記が描いてあります。

ライバルと思える相手の存在って本当に有難いものだと思いました。
ライバルって相手を越えたいと思うと同時に幸せを願える相手でもあるもの。
今の私にとってのライバルって誰でしょう。そう考えるとたくさんいるような気がします。そんな存在の人たちお陰で自分が腐らずに生きていけているのかもしれません。

GENTE〜リストランテの人々〜

イタリアのローマ市街にあるリストランテ「カゼッタ・デッロルソ」
オーナーの奥様がメガネの老紳士萌えということで従業員はほとんどがメガネの老紳士。
そんな従業員たちとガゼッタ・デッロルソに訪れたお客様たちの人間模様を描いた物語。


『ACCA 13区監察課』を購入しようとネットで調べていた際に『GENTE〜リストランテの人々〜』も目について、飲食関連の本が好きな私は興味をそそられました。
そして拝読してみたら素敵な老紳士たちがいっぱい。奥様、その萌え共感します私！
こんなリストランテが近くにあったら通ってしまう(キュン)。
そして、奥様のためにメガネの老紳士を集めたオーナーもまた素敵(キュン)。
もはや働かせてください。
緩やかにな時が流れる中で経験豊富な従業員たちのおもてなしを受けれるリストランテ。なんて魅力的なのでしょう。

どこかでだれかも食べている

食にまつわるオムニバスストーリー。
こちらは、著者のオノ・ナツメさん自身が食とお酒が大好きで家族や自身の食にまつわる記憶がちりばめられているのだそうです。


食って生きている上で欠かせないもの。
でもただ生きるために食べるってのはなんだか物悲しくて。どうせなら味いながら楽しみながら、有難くいただきたいものです。
でも、本書を拝読しながらここ最近の私はただお腹満たすだけの食生活だったなぁって思い知りました。
周りを見渡したら私と似たような人が。とりあえずお腹満たすために適当に食べて身体も心も不健康。
あぁ、私も今こんな感じなんだと危機感を覚えました。


もっとしっかりきちんと食に向き合って、身体と心を満たしてあげなければと反省した1冊でした。



オノ・ナツメさんの漫画、まず絵が好き。
そして、どのストーリーも魅力的であっという間に惹き込まれます。
漫画はもうあまり増やしたくなかったのだけど…
オノ・ナツメさんの他の作品も拝読したい！
漫画用にまた本棚増やさねば(ドキーン)。

プロフィールと他の記事はこちらからご覧になれます。

他愛ない雑談はこちらから🤗

#読書 #読書感想文 #読書エッセイ #読了  #本のある暮らし #ACCA13区監察課 #ポーラとミシェル #GENTEリストランテの人々 #どこかでだれかも食べている #オノ・ナツメ #スクウェアエニックス #文藝春秋 #太田出版 #漫画