これは、以前LINE BLOGで書いたものを加筆修正したものです。

この一冊の出会いは、私の人生を大きく変えたと言っても過言ではないだろう。

当時の私は、とりあえずどん底だった。
どの様にどん底だったかは、下記の記事を読んで貰えると分かっていただけるかと。

そんな時に、藁をも掴む思いで本屋へ立ち寄り、フラフラと店内を見て回っていた時に、パッと目に入ったタイトルが
「 #なぜあなたは愛してくれない人を好きになるのか 」

私に問われているのかと思い、思わず購入していた。

著者は、 #二村ヒトシ さん。
この方は、調べたところAV監督なのだそう。

先ず、まえがきを読んで涙が出てきた。
自分が苦しんで悩んでたことを優しく包んでくれる気がした。

この本を読んで”自己受容”という言葉を初めて知ることになる。
これまでの私は、自己否定感が強く、二村ヒトシさんの言葉に背中を押され自己受容出来るようになりたいと思った。
自分の心の穴をしっかり見つめようと素直に思えた。

私がやるべき事は…
自分を愛せる様にコンプレックスを無くすこと。
そのことを、以前一生懸命私に教えてくれてた人がいたのに、今になってやっと気づくことが出来た。

この本に書いてあることは、この歌詞にすべて表現されてると二村ヒトシさんが書いている。

You'll be given love
あなたは愛される
You'll be taken care of
あなたを思ってくれる人がいる
You'll be given love
あなたは愛される
You have to trust it
信じるの
Maybe not from the sources you have poured yours
あなたが自らを注いだ水源からではないかもしれない
Maybe not from the directions you are staring at
あなたが見つめる先の方向からではないかもしれない
Twist your head around
頭を回して、まわりを見渡すの
It's all around you
あなたのまわりに、それはある
All is full of love
すべては愛に満ちている
All around you
あなたのまわりは
All is full of love
愛に満ちている
You just ain't receiving
ただあなたが受け取ろうとしていないだけ
All is full of love
すべては愛に満ちている
Your phone is off the hook
あなたの電話は受話器がはずれている
All is full of love
すべては愛に満ちている
Your doors are shut
あなたのドアは閉じられている
All is full of love
すべては愛に満ちている
All is full of love
すべては愛に満ちている

この後、二村ヒトシさんの著書は何冊か拝読させていただき、大好きな作家の一人になった。

そして、トークライブに行ける機会があり、ご本人に
「二村さんの著書のお陰で、私は人生を棒に降らずに済みました」
とお伝えすることも出来た。

この読書感想を書いてから4年が経っている。
今、当時を振り返っても、本当に辛い時期だったなと思う。
相変わらずコンプレックスは減らないけれど、コンプレックスがある私も私と、だいぶ自己受容は出来るようになっているはず。

今も一癖ある男を好きになる癖は未だに治っていないようだけど、まぁ何となく幸せではある。

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