図書館から借りてきた清水ともみさんのコミック
「命がけの証言」を拝読しました📖´-
(2022,10,6 読了)

「読書会 すみれ」のオンライン読書会での課題本です。
ウイグル人の現状を告発する内容なので、気軽に楽しく拝読できたという作品ではありません。


お恥ずかしながら、私は本書で初めて「ウイグル自治区問題」という言葉を知りました。
ウイグル自治区は中国の北西部に位置する自治区です。
自治区というのは、国家としての自立は承認されていないが民族としての自治は認められている一定の地域。
そこに暮らすウイグル人はほとんどがイスラム教徒です。




そんなウイグル自治区を中国が弾圧しているため世界的な問題となっているというのですが。。。
ナチスよりも更に残虐なことが現在でも行われているという事実に大きなショックを受けました。
どうしてこんな非道なことができるのか私には到底理解できないし、同じ人間としてただただ哀しくなります。




私は情報過多なのが嫌でテレビ📺を観ることはほとんどなく、ネットニュースをチェックすることもあまりありません。
だから世間の情報に疎いのですが、本当に必要な情報はこうやってきちんと自分の元に巡ってくるものだと改めて感じました。
前に拝読した「それで君の声はどこにあるんだ？/榎本空」から始まり、”人権侵害”というテーマから私が何かを得る必要があるのだろうということは漠然とわかるのですが、ハッキリとした答えはまだ見えません。
また、人を支配する人たちの心の内を知ることもここ最近の私のテーマなようにも感じます。



いずれにしても目を背けてはならない現実があるということを多くの人が知ることはとても大切なこと。
本質を見極める力を身に付けていくためにも。
他人事ではなく自分事なのだと知るためにも。





オンライン読書会の課題本になっていなかったら”ウイグル自治区”のことも知らないままでいたことでしょう。
残念ながら急遽仕事となり読書会には参加出来ませんでしたが、本書に出逢うきっかけを作ってくださったことに大変感謝いたします。

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