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グレープフルーツ・ジュース/オノ・ヨーコ、南風椎(訳)






積読本📚から、オノ・ヨーコさんの詩集
『グレープフルーツ・ジュース』を拝読しました📖´-
(2024,4,3 読了)





この詩集にジョン・レノンが刺激を受けて名曲「イマジン」が誕生したのだそうです。
本書は新たに編集し訳し直した新訳版。
33人の写真家による写真とのコラボレーションも素敵なものでした。



寝る前に少しずつ拝読。
オノ・ヨーコさんの言葉は命令調なのですが威圧感のようなものは全く感じず、お母さんに諭されているよう。
どことなく前に拝読した茨木のり子さんの詩に雰囲気が似ています。

思い出を脳の半分に入れなさい。
そこに閉じこめ、忘れなさい。
脳の半分に
それを探させなさい。


出入りする小さなドアをつくりなさい。
出入りするたびに、あなたは
かがんだり、縮んだりしなければならない。
これはあなたに
あなたがどのくらいのサイズなのか
出ること、入ることとは何か、を
気づかせてくれる。



読了して感じたのは、一冊読み通すのももちろん良いのですが、ビブリオマンシーのようにその日の気分でパッと開いてそこに書いてある言葉を今の自分へのヒントとして受け取るという使用方法の方がよりしっくりきそう。


オノ・ヨーコさんの言葉を受け取るとお母さんに優しくハグされているような感覚になり、大きな安心感に包まれてまたそっと前を向けるような気がします。
これからもことある度に開きたくなるであろうこの一冊と出逢えて本当に良かった。










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